山中 拓磨
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未だワールドカップの熱狂冷めやらぬ、といったところではありますが、
その裏でプレミアリーグのクラブ間で別の闘いが静かに進行していたのはご存知でしょうか?
書き手
心理的には嫌ですが、実際は、初戦でシティというのは、W杯出場選手の人数比を考えると(シティ16人、アーセナル9人)シティの方が多く主力が欠けるので、もしかして他の時期に当たるよりもチャンスなのでは?
— 山中拓磨(Takuma Yamanaka) (@gern3137) June 14, 2018
はじめに
結局W杯で最も活躍したのはどのクラブなの?という究極の問いに答えを出すために行われていた当企画ですが、ついにW杯の全試合が終了しましたので、結果発表をしたいと思います!!
(注: 3位決定戦はトーナメントの上位進出とは関係のない試合なので、ポイントはカウントしていません。)
第6位 アーセナル: 46点
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途中経過に注目してくれていた方には意外かもしれませんが、なんとW杯出場選手の人数ではリバプールに勝るアーセナルが、まさかの最下位となりました。ドイツ代表のまさかの敗退によるエジルの失速と、決勝トーナメントに勝ち残ったジャカやオスピナのスイスとコロンビアがどちらも振るわなかったことで、GL終了時から全くポイントを積み重ねられませんでした。
とはいえ、これは選手の疲労が溜まっていないことの裏返しでもありますので、監督も変わり変動の時期を迎えるアーセナルにとってはより充実した準備期間を送れるということでむしろプラスととらえられるのかもしれません。
第5位 リバプール: 49点
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アーセナルをギリギリ交わして最下位を免れたのはリバプール!
こちらはデヤン・ロブレン、この選手に尽きるでしょう。選手個人としてはW杯、CLというサッカー界最大の大会両方で決勝に進出しながら両方ともに敗れる、という結果になってはしまいましたが、彼の活躍のおかげで途中経過時点では断トツで最下位だったリバプールが5位の座をモノにしました。
アーセナルが決勝トーナメントでは全くポイントを増やせなかったのとは対照的に、フィルミーノとヘンダーソンも地味にポイントを稼ぎました。
第4位 チェルシー 113点
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ここでも一波乱あり、途中経過では2位につけていたチェルシーが失速し、4位となりました。
ジルー&カンテのフランス勢とクルトワ&アザールのベルギー勢がいましたが、安定して活躍したのはこの4人くらいで、ロフタス=チークやケーヒルのイングランド勢はほとんど出番がなく、人数自体は多かったものの、ほとんどがグループリーグ敗退、あるいは控えだったのが影響しました。
とはいえ、ここから上位3チームとの差はそこまで大きくはありませんので、健闘したと言えるでしょう。
第3位 マンチェスター・ユナイテッド 121点
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シティとトッテナムの2トップには及ばなかったものの、ユナイテッドが3位にランクイン。
落ちていくチェルシーを尻目に優勝したフランスのポグバをはじめ、ルカク&フェライニのベルギー勢やヤング、リンガード、ラッシュフォードのイングランド勢が安定してポイントを稼ぎました。
第2位 マンチェスター・シティ 134点
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なんとなんと、まさかの大波乱!第2位はまさかのマンチェスター・シティということで、優勝はトッテナムがものにしました!
プレミアリーグだけではなく世界でも最多クラスの16人というW杯出場選手を抱えていましたが、他のクラブとの大きな違いで会ったブラジル代表選手がヘズスを除けば殆んど出場機会に恵まれなかったのが痛く、二位でこの大会を終えることとなりました。
とはいえ、グループリーグで荒稼ぎしたストーンズやウォーカー、スターリング、デブライネといった選手たちが活躍を見せ、W杯を通じてシティの選手たちは活躍を見せていましたので、世界中のサッカーファンの印象に残ったことでしょう。
第1位 トッテナム 139点
Embed from Getty Images序盤の劣勢を覆し、途中経過時点では3位につけていたトッテナムが大逆転での優勝を収めました!
なんといってもベルギーイングランド両国が準決勝まで進出したのが大きく、ここにフランスのロリスを加えて大会最終盤までポイントを稼ぎ続けました。また、最後の最後で勝敗を分けたのは、グループリーグ敗退ながら貢献したソン・フンミンと、W杯の得点王となったハリー・ケインが出場ポイントだけでなく得点ポイントを重ねたことでしょうか。
恐らくドイツスペインの失速のおかげでレアル、バルサ、バイエルン所属の選手たちがあまり活躍しなかったので、恐らく今回のルールをプレミアリーグだけでなく5大リーグ全クラブに適用しても、トッテナムが1位となるのではないでしょうか。
ちなみに、個人賞としては、最もポイントを稼いだのは決勝でも得点を挙げたフランスのポグバ、続いてイングランドのストーンズとハリー・ケインでした。
というわけで、今W杯で最も活躍したのはトッテナム、という結果になりました。
アーセナルファンの筆者としては複雑な気持ちもありますが、素直におめでとうと言いたいと思います!
(願わくば溜まった疲労のおかげでトッテナムにはプレミアリーグの開幕スタートダッシュに失・・・・・・以下略)