レッズのキャプテン、ヘンダーソンが愛される理由

       
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瀧本 拓朗

瀧本 拓朗

海外サッカーが好きで、特にプレミアリーグ中心に試合を観ています。中学生の頃にそのパスサッカーに魅了されてから、ずっとアーセナルのファンです。戦術的な分析などはまだまだ未熟ですが、「こういう見方もある」という新たな角度を皆さんにお届けすることができれば嬉しく思います。

「リヴァプール・サポーターズクラブ日本支部」の代表を務められている、田丸由美子さん。

プレミアパブでは、18/19シーズンCL決勝キックオフ直前の6月1日にトークイベントを開催。

リヴァプールの1年間を様々な角度から振り返っていただいた。

はじめに

今週のウェブマガジンでは、

18/19シーズンのリヴァプールについて様々なお話をうかがった。

そこで今回はその中から一部を特別に無料公開する。

語り手

田丸由美子

https://twitter.com/yumikotamaru/status/1151698463400218624

内藤秀明

キャプテン、ヘンダーソンが愛される理由

今季印象に残った試合を3つおうかがいしたいのですが、

まず1つはもう決まっていますよね!(笑)

そうですね〜〜!

ではその試合については最後におうかがいしますので、先に他の2つを詳しくおうかがいさせていただきます!

はい。

まず一つ目は、今年4月6日に行われた第33節アウェイのセインツ戦です。

この試合は先制されましたが、逆転して1-3で勝利しました。

セインツのシェーン・ロングが先制点を決めた試合ですね。

そうです。

この試合はナビ・ケイタに移籍後初ゴールが生まれ、サラーのヨガポーズが生まれ、

そして…キャプテン、ジョーダン・ヘンダーソンの気迫のこもったゴール!

ロンドンのパブで観戦していたのですが、絶叫しましたよ!

ヘンダーソンは英国人でキャプテンですし、ファンに愛されていて、活躍すると盛り上がりますよね〜。

今季はスタメンに選ばれないこともしばしばありましたが、出場した際のパフォーマンスは本当に良かったです。

リヴァプールの中盤の層の厚さは世界屈指レベルですからね。

はい。ファビーニョが中盤の底でフィットし始めた頃からヘンダーソンは出番を失いかけましたが、一列前にポジションを上げたことで持ち味も出てきて出番も増え始めました。

そんな中迎えたセインツ戦でゴールを決めたわけですから、ファンも安心しましたし、彼にとっては本当に大きな一戦だったと思います。

なるほど!

優勝の行方を左右した“あの数センチ”

もう1つはどの一戦でしょうか?

もう一つは、あえて唯一負けたシティ戦を挙げます。

【編集部注】
今年1月4日に行われた第21節アウェイ・シティ戦に2-1で敗れた。リヴァプールはプレミアではシーズンを通してこの1敗のみ。

ああ〜〜、なるほど。

まず64分に生まれたフィルミーノの同点ゴールが美しかったです。ゴールまでの過程が素晴らしかった。

リヴァプール自慢の両サイドバックが駆け上がり、左右にサイドチェンジを繰り返して相手を揺さぶった後に決まった綺麗なゴールでした。

美しいゴールでしたね。

あとその試合で最も語るべきは、サラーのシュートがギリギリゴールラインを越えていなかったシーンです。

ああ!ありましたね。

本当にわずか数cmゴールラインを越えなかったシーンですよね。

【編集部注】
マンチェスター・シティ戦の18分、マネのシュートがポストに当たって跳ね返ったところにサラーが飛び込み押し込みかけたが、ジョン・ストーンズがゴールライン上ギリギリでクリア。ゴールは決まったと思われたが、ゴールラインテクノロジーの結果、わずか数cmゴールラインを割っておらず、ノーゴールの判定となった。

はい。あの時は一緒に見ていた仲間と、

「この数cmが今期の運命を左右しないといいね」

と話していたのですが、結局左右してしまったことになりました。

確かに…。すごい世界だ…。

本当に悔し過ぎて、色々な意味で印象に残る試合でしたね。

悔しくて忘れられない敗戦ってありますよね。

忘れられないです。

記憶に残る劇的な勝利が多かった分、数少ない敗北が印象に残りますよね。

そうですね。

あの試合でリヴァプールの無敗が止まりましたし、「マンチェスター・シティ強し」が全世界に示された忘れられない一戦になりました。

(続く)

この対談で話題になったこと

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