瀧本 拓朗
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蹴球思想家として活躍するYoutuberのLeo the footballさん。
プレミアパブでは3月16日にトークイベントを開催。いよいよベスト8のステージへと進んだCL決勝トーナメントの展望から、プレミアパブ代表・内藤と共著した書籍についての話まで、
「まじめにふまじめに」様々な内容をうかがった。
はじめに
そこで今週のウェブマガジンでは
Leo the footballさんにプレミアビッグ6の今季の振り返りから書籍の話まで様々なお話をうかがったが、
今回はその中から一部を特別に無料公開する。
語り手
Leo the football
https://twitter.com/SoccerRapperLeo/status/1102880999937961984
内藤秀明
「プレミアパブ」代表
12年にイングランドでコーチングライセンスを取得し、プレミアに強いライターとしての活動も開始
現在はプレミアパブのサイト運営、イベント企画・司会、コラム執筆などをしつつ複数のサッカーメディアに寄稿もしている
19年1月に初となる著書を上梓
https://t.co/UyVRdgQ4u9— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) January 31, 2019
スパーズがシティに対して「アトレティコ的に」戦うべき理由とは?
それにしても、4−3−1−2の圧縮したシステムで戦うというのは、プレミアのチームでは珍しいですよね。
ただ状況によっては、圧縮してそこから奪いきれない時がある。この間のアーセナル戦なんかもそうなんだけど、中盤の人数を増やしてサイドを捨てるのはいいんだけど、それができないときに、中盤の脇がスカスカになるんですよ。
そういった状況に合わせた判断が、シティはできるけど、スパーズの場合は「猛獣」の集団だから難しい。エリクセンとウィンクスがわかってても、「猛獣」の集団がわかってないパターンが結構あったりしますからね…。
ただ、補強ゼロでここまでやっているということは本当にすごいと思います。
じゃあ次は、シティ対スパーズの見所についてお話をうかがいたいんですけど、どうですか。
いやー、他の試合が見たかったなぁ(笑)
この試合はスパーズがシティにどう対抗するかで考えたら面白いですよね。シティはこの試合で使えるCBの種類にもよるけど。
シティが一番トッテナムにやられたのがペップ就任1年目のヴィクター・ワニャマが大活躍した試合で、あの頃のシティのSBはサニャとクリシだったから、後ろが整備されてない我慢の1年だった。でも今はそこが整備された上に、GKに戻すこともできますからね。
あの頃はGKがクラウディオ・ブラーボでしたもんね。素晴らしいGKであることは間違いありませんが…。
そうだったね〜。
でもシティには両サイドを圧縮されても、全員に逆サイドにキックを飛ばせる能力があるからね。
逆にスパーズはどういうビルドアップをするんですかね?割りと低い位置からパターン化して崩すイメージがあるんですけど。
トッテナムはダビンソン・サンチェスとかフィジカルに頼って準備しない選手が多いからなあ。
トビー・アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンだったらビルドアップの面では問題ないんですけどね。
だったら、右SBがなあ。サンチェスをそこで起用してもライン残りしそうだし…。
でも、結局右SBはトリッピアを使うんじゃないですかね。組み立ての時にウーゴ・ロリス、サンチェス、トリッピアで組み立てることが多いので。
でも、スパーズがシティ相手に組み立てるサッカーをするのが間違いだよね。
間違いだと思うんですけど、頑なにやりますよね。
大体、ロリスはそっちじゃないからね。
だから、トリッピアが浮き玉のボールをシソコに当てて、その強さでウィンクスに落として数的優位を作れて、ショートカウンター的に組み立てを成功させるみたいなことをスパーズはよくやるんですけど、それがシティ相手に通用するのかっていうのはありますね。
僕だったら、アトレティコみたいなきちんと整備された4−4−2にしますかね。このシステムのなにがいいかって、カウンターの時に前に残ってるフォーワードの数が多いから。そうなるとケインとソン・フンミン、あるいはルーカス・モウラが残っているとシティからすれば怖いじゃないですか。
そうですね。
だから4−4−2で守って、例えばダビド・シルバとかサイドの裏を突いてくるでしょ?ああいう時に2ボランチのコケとかサウール・ニゲスみたいに戻らせるみたいなイメージで。
あとは、引いて引いてサイドバックの裏だったり、ウォーカーはすごく強いけど、ヴィルフレッド・ザハとかは1対1で勝てるじゃないですか。そのパータンでソン・フンミンとかルーカスに1対1で勝てるパターンにしますね。
ただ、(シティが)GKからビルドアップするときは4−4−2の形で4バックにマンマークにして、ロングボールを蹴らせるようにしますね。アグエロにしてもジェズスにしても、空中戦で勝てないので、その競り勝ったボールをエリクセンやウィンクスが拾って、裏取ったりとか…僕だったらそうします。
前回対戦はウェンブリーで0−1ですかね。
あれもトリッピアがパーンって突かれてやられたやつですよね。
予想でいったらトリッピアだと思うんですけど、トリッピアを使うべきかって言われたら、僕は使わないですね。
前回対戦のスタメンはこんな感じですね。
📝 Here's how Tottenham and Man City will line up for tonight's massive Premier League clash at Wembley! pic.twitter.com/orjdmk3N33
— GOAL (@goal) October 29, 2018
内容はスパーズ良かったんですけどね。
あと、ジョン・ストーンズが怪我なのは痛いですね。
僕だったら、GKから繋ぐときは4バックに対して4トップ気味に当てて、エリクセンにマンマークを付けますね。なぜなら、エリクセンが隙間で受けようとしてくるんで。
なるほど…ありがとうございます!!
だいぶ密度の濃い話をしていただいて脳が疲れてきていると思うので、ここで2・3分休憩ということでお願いします!
ありがとうございます!
(続く)
対談の全文の目次
Youtuberに対する世間のイメージとは?
あの大人気の本がなんと…!
動画の内容を考える上での信念とは?
あの表紙のトゥヘルがニコニコなのには実は深い理由が!?
イベントに来る上で確認しておきたいことがある?
パブ本表紙で起きたまさかの奇跡!?
イベント参加はチームの調子に左右される!?
ナビ・ケイタがなかなか試合に出られない理由とは?
パズルがハマった!?リバプールのフロント事情
謎を呼んだリバプールのキックオフ時のあの配置
現チームからわかる「ヴェンゲルが苦手だったこと」とは?
クロップが特に期待を寄せる若手SBとは?
ファン・ダイクの相方問題、まさかの結果!
リバプールはポルトの「ここをつけ」
シティで目立つ“ウクライナの神童”の意外な強み
エデルソンは「あの記録」でギネスを持ってる!?
シティのピッチ上の指揮官はやっぱりあの“魔術師”
アグエロが技術を盗んでるのはまさかのあの選手!?
シティとバルサの共通点からみる「ある事実」とは?
数秒の動画からわかった「考えている選手」と「考えていない選手」
スパーズが目指すべきブンデスリーガのチームとは?
スパーズで一番気になる選手とは?
スパーズがシティに対して「アトレティコ的に」戦うべき理由とは?
(約17000文字)
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