「ファーガソンは記者会見でも怖かった…」とある記者の告白

       
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瀧本 拓朗

瀧本 拓朗

海外サッカーが好きで、特にプレミアリーグ中心に試合を観ています。中学生の頃にそのパスサッカーに魅了されてから、ずっとアーセナルのファンです。戦術的な分析などはまだまだ未熟ですが、「こういう見方もある」という新たな角度を皆さんにお届けすることができれば嬉しく思います。

現地在住ライターが肌で感じる

”フットボール”とは?

2月15日に英国在住のフットボールライター・森昌利さんのトークイベントを開催した。





はじめに

そこで今週のウェブマガジンでは

英国在住ライター、森さんのフットボール愛とリバプール愛に溢れたトーク内容の後編を収録したが、

今回はその中から一部を特別に無料公開する。

語り手のプロフィール

森昌利(もりまさとし)

1962年3月24日福岡県福岡市生まれ56歳。フリーランスライター。

1993年3月、英国人女性と結婚して渡英。英国のサッカーならぬ『フットボール』と出会い、2000年12月より原稿を書き始める。

プレミア取材歴は今季で18シーズン目。英国在住25年ならではの視点で発祥国の燃えるようなフットボールを解読する。

内藤秀明

「鬼軍曹」アレックス・ファーガソンと日本人記者の駆け引き

香川真司選手の取材をしてた時の話なんですけど、メディアの中では

「ファーガソンは丸くなった」

っていう報道が続いていたんですよ。

でも香川選手に聞いたら

「あんなに怒る人だと思わなかった」

って言ってましたね……。

それも声を絞り出すように(笑)

本当に怖い思いをしたんでしょうね……。

それくらいサッカーに真剣な人だったんでしょうね。オーラもすごかったし。

そうなんですか!

彼は元々童顔だし、テレビだとにこやかな笑顔とか抜かれることがあるけど、実際生で見ると…怖いです(笑)

それは記者会見とかでも伝わってくるものなんでしょうか!?

2011年、ユナイテッドがCL決勝進出を決めた時、準決勝のシャルケ戦を取材したんですけど、シャルケは負けたものの内田篤人選手がいいプレーしていたんですよね。

それでファーギーに

「今日の内田はどうだった?」

って色気出して聞いてやろうと思って最前列に座ったです。

おお、それはなかなかすごいチャレンジですね…。

決勝進出でお祝い気分でしょうから、どさくさに紛れて日本人選手の評価を聞きたかったんですよ。爪痕を残してやろうと(笑)

で、行ったらバックに炎が燃え上がっているような、「赤鬼」みたいな顔をしてファーガソン監督が出てきたんですよね。

え、勝ったのに!?

なんでですか???

「コングラチュレーションじゃねえよ!次は決勝でバルサだぞ!」

っていう感じだった。だから僕は口を真一文字にして、

「バルサにどうすれば勝てるか」

っていう話をずっと聞いていたんです。内田選手の話なんてとても聞けなかったよ…。

怖い……。

あとあの人はやっぱりメディアにネガティブなことを聞かれるのをすごく嫌がる人なんですよね。

ライアン・ギグスが2010–2011シーズンのCL決勝前に不倫スキャンダルを起こした時なんかは、その時の試合前の記者会見でお達しが出たんですよ。

「とにかく試合以外の質問はするな!」

っていうね。

それは記者会見を取り仕切る司会が冒頭に言う感じでしょうか。

いや記者に紙が配られたんです。

でも記者たちも取材対象の言うことをただ聞いてるだけじゃ仕事にならないじゃないですか。

それである1人の記者が

「こういう試合ではベテランの力が重要になってくると思うが、ギグスの心理状態はどうでしょうか?」

って尋ねたんですよ(笑)

勇気ありますね!!!

その時にファーギーは

「Who was it?(どいつだ?)」

って聞いて、名前がわかったら

「Ban him.(出入り禁止にしろ)」

って言っていましたね。

それで、一連の流れがマイクに拾われていたから、全部6時のニュースに流れちゃった(笑)

でもネガティブなことを言った記者に対して

「stupid question(馬鹿な質問だ)」

なんて返すのは日常茶飯事なんですよ。やっぱりファーギーに言われたら聞く方も自然とビビっちゃいますからね。

まあそれはわかりますね……。

だから香川選手を取材するときとかにファーガソン監督の記者会見に行ってわかったんですけど、日本人記者が質問するのってすごい難しいんですよね。っていうのも地元の記者たち、特にファーガソンの時のユナイテッドの番記者は敏腕なやつばっかりでしたから、会見前に「お前何聞くの?」って示し合わせてて、記者同士の間でパターンが最初から出来上がってるんだよ。

しょうがないからその前に回り込んでいかなきゃいけないわけ(笑)

聞かなくちゃいけないこともありますもんね…。

でもそのくらいファーガソンは生で見ると人間力がすごいんだよ。

(続く)

対談の全文の目次

英国在住、日本人記者の基本スタイルとは

昨季のCL決勝の主役はやっぱり“あの”人?

「悪意あるプレー」に対するファン反応は国によって変わる?

イングランドの審判はいくら給料もらってる?

英国での「VAR導入」が不安な理由とは?

以前のリバプールが試合中ヘトヘトに見えた理由とは?

リバプールで「明るさの伝わってくる」2人とは?

取材中のマネの意外な素振りに「キュン」とする?

ペップとクロップの対照的なコーチングとは?

プレミアを闘う選手たちの「必須能力」とは?

「鬼軍曹」アレックス・ファーガソンと日本人記者の駆け引き

「名監督」になるための条件とは?

ユナイテッドの指揮官の周りを取り巻く特異な現状とは?

チェルシーのモチベーションが下がった理由とは?

エメリが色を出すたびに話題に出てくる「あの選手」

ジョー・コールが現在のアーセナルに喝!

チームが「黄金時代」を築くために必要な条件はコレ

スター選手を「走らせる」監督が一流!?

レスター「奇跡のシーズン」に岡崎選手から聞いたその内情

元レスター監督ピュエルの決定的な弱点とは

プレミア残留争い予想!落ちてしまうのは……。

老将サム・アラダイスとの思い出

ベニテスは武藤を評価している?その根拠とは

(約14000文字)

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