瀧本 拓朗
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現地在住ライターが肌で感じる
”フットボール”とは?
2月15日に英国在住のフットボールライター・森昌利さんのトークイベントを開催した。
はじめに
そこで今週のウェブマガジンでは
英国在住ライター、森さんのフットボール愛とリバプール愛に溢れたトーク内容を収録したが、
今回はその中から一部を特別に無料公開する。
語り手のプロフィール
森昌利(もりまさとし)
1962年3月24日福岡県福岡市生まれ56歳。フリーランスライター。
1993年3月、英国人女性と結婚して渡英。英国のサッカーならぬ『フットボール』と出会い、2000年12月より原稿を書き始める。
プレミア取材歴は今季で18シーズン目。英国在住25年ならではの視点で発祥国の燃えるようなフットボールを解読する。
内藤秀明
「プレミアパブ」代表
12年にイングランドでコーチングライセンスを取得し、プレミアに強いライターとしての活動も開始
現在はプレミアパブのサイト運営、イベント企画・司会、コラム執筆などをしつつ複数のサッカーメディアに寄稿もしている
19年1月に初となる著書を上梓
https://t.co/UyVRdgQ4u9— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) January 31, 2019
2000年代初頭と今とではスタジアムの雰囲気に変化が?
初めてアンフィールドを訪れたのはいつですか?
2002年のCLの試合がアンフィールドでの初取材でした。
リバプールvsローマ。2-0で勝たないとグループリーグを突破できないという状況で、なんと2-0で勝った試合でした。
おお!!初のアンフィールドは感動したのではないのでしょうか?
「すごかった」の一言です……。
“You never walk alone”は、ビートルズを始めとするマージービートファンだったおかげで、『ジェリー&ザ・ペースメイカーズ』というバンドの代表曲だということは知っていました。けれどもそれがリバプールのアンセムだとは全く知らず。
いや~スタジアムで聴いて感動しましたね(笑)
サポーターの中にはスカーフを掲げて泣きながら歌ってる男たちもチラホラいるんですよ。今ではそんなの普通だと思いますけど、当時は「なんで泣いてるんだ?」って。驚きましたね(笑)
たしかに予備知識無かったらビックリしますよね~~。
でもあの試合前のアンセム合唱だったら感極まって泣きたくなるのは分かりますね。「2-0で勝たなくてはいけない」っていう緊張感もすごかったし。
良い意味で、
「宗教的だな」
と思いました。祈りの雰囲気に似ている気がしますね。
それすごくわかります!!祈りに近いですよね。
物凄いパワーを感じました。オールド・トラッフォードは先に取材していて、あそこの収容人数75,000人のパワーもすごかったですけどね。
しかも当時は今ほど観光客は多くなかったから、本場のサポーターばかりで迫力もよりすごかったですもんね。
でも歓声という点ではリバプールが圧倒的だと思っています。リバプールのサポーターは一人一人の声が大きいんじゃないかって思うくらい(笑)
そもそもが大きいのですね(笑)
あと、イギリス人のチャントって音楽的にも優れているんですよ。音痴がいないのかなあ。ちゃんとメロディが聞こえてくるんです。
その上、初めてのアンフィールドで劇的な2-0での勝利を目の前で見せられ、心から感動しました。
いや〜最高ですね~~!!
その後から、「リバプールのファン」を公言するようになりました。すると、周囲の態度がその一言でガラッと変わるんですよ。
まるで昔からの旧友のように歓迎されることもあれば、その真逆もある。
(続く)
対談の全文の目次
初来日!英国育ちの娘さんが驚いたこととは?
ベテランサッカー記者、学生時代は音楽にくびったけ
メディア業界に飛び込んだきっかけ
英国で日本人ができるメディアの仕事とは
20年前も、今も、変わらないグルメ事情……
「サッカー」ではない、英国人にとって特別な「フットボール」とは?
英国人女性はサッカーを毛嫌い!?
英国フットボールを象徴する選手は…「ベッカムじゃないんだな。やっぱりルーニー」
あまりリバプールサポーターを主張できなかった「英国らしい」理由とは?
サッカーの仕事は現ガンバ大阪監督・宮本恒靖のおかげで来た?
現地でプレミアリーグに魅了された一番の要素とは
あの頃強すぎた「あの」チームとは?
「リバプール」と「ビートルズ」の切っても切り離せない関係とは?
2000年代初頭と今とではスタジアムの雰囲気に変化が?
リバプールの人をスカウスと呼ぶのはなんで?
世界史から見えてくるプレミアサポの文化とは
「フットボールだけが生きがい」がもたらすプラスの要素とは?
(約10000文字)
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