「6-0」チェルシーの思惑と、それを上回ったシティ

       
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内藤秀明

内藤秀明

プレミアリーグのファンサイト「プレミアパブ」の代表、マンチェスターユナイテッド・サポーターズクラブジャパン会長。 大学時代に1年間イギリスに留学し、FAコーチングライセンスを取得。現在はプレミアパブの代表としてトークイベントやフットサルイベントを主催しつつ、ライターとしても複数のメディアに寄稿している。 2019年1月に初の著書『ようこそ!プレミアパブ』上梓。

プレミアリーグ第27節マンチェスターシティ対チェルシーの一戦は

6-0でホームチームが勝利。

まさかの歴史的大勝で幕を閉じた。

書き手

試合雑感

チェルシーの最終ラインはアスピリクエタを除き、長時間引きこもっても耐えきれるような耐久性の高いタイプではないし

ケパも上背がない(186cmが公称だが、若干、大きめに書いているような気も?)ため、重心に後ろにするとリスクと感じたのだろうか。

比較的前でボールを奪えるように試合に臨んだが、マンチェスターシティが鳥肌モノの、正確無比なビルドアップでことごとくチェルシーのプレスを突破。

普段より後ろから繋いで、正確に一人ずつ剥がしていき、気づけばシティが押し込んでいる状況になっていた。押し込めればシティは強い、チェルシーは脆い。

チェルシーにはスーパーフィルターたるカンテがいるものの、なまじ後ろにも枚数がいることから、カバーに行くも行けず、失点シーンでは見守ることが多かった。

最終的には、アスピリクエタが苛立ち、スターリングをボックス内で倒すという珍しい光景が…。

前半はそれなりにチャンスも作っていたが、どんどん、攻撃でも勢いを失い、ただただ殴られ続ける、チェルシーサポーターからすれば本当に苦しい一戦になってしまった。

試合詳細

開始早々にゴール、4分、シティ1-0チェルシー

※1点補足すると、一方で、ペドロはドリブル突破が得意なタイプではないので、ジンチェンコの対人戦の不安さを露呈することなく試合は終了した。ミスマッチな部分もありつつ、欠点が露呈しにくいという判断もあったか。後ろから繋ぐ意識を高く持つためにもこの若手は重要な存在でもあった。

13分、シティ2-0チェルシー

19分、シティ3-0チェルシー

25分、シティ4-0チェルシー

前半終了

後半開始

56分、シティ5-0チェルシー

アグエロ、これにて2試合連続のハットトリック。

65分、アグエロOUT、ジェズスIN

 

完全に主力を休ませにきた。

65分、ペドロOUT、ロフタスチークIN

 

勝負は決したので主力を休ませようとしている意図がありつつ、ペドロは単体で状況打開できるタイプではないので、それができるロフタスチークを投入か。

68分、デブライネOUT、マフレズIN

 

完全に主力を休ませにきた。

 

73分、アロンソOUT、エメルソンIN

 

勝負は決したので主力を休ませようとしている意図がありつつ、アロンソより純粋な推進力はあるエメルソンを投入か。

 

75分、フェルナンジーニョOUT、シルバIN

80分、シティ6-0チェルシー

試合終了

その他



【了】

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