内藤秀明
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プレミアリーグ第11節
マンチェスター・シティ対サウサンプトンの一戦は、6-1でホームチームが快勝した。
本記事では試合中に起こった印象的な出来事をまとめた。
書き手
<プロフィール>
1990年生まれ。大阪府出身。新卒でリクルートに入社。2年間勤務後に独立して「プレミアリーグパブ」代表に。
学生時代に1年イギリスに留学。コーチングライセンスを取得し、プレミアに強いサッカーライターとしての活動も開始。ほぼ毎シーズン渡英してプレミアを現地取材している
— 内藤秀明 (@nikutohide) June 27, 2018
スタメン
シティ先発:
エデルソン
ウォーカー
ストーンズ
ラポルト
メンディ
フェルナンジーニョ
ダビド・シルバ
ベルナルド・シルバ
ザネ
スターリング
アグエロ pic.twitter.com/bO9BNyxUCP— Manchester City (@ManCityJP) November 4, 2018
https://twitter.com/SouthamptonFC/status/1059082848660013056
試合内容
・審判、リーモーソン
・サネとメンディが左サイドに。大外に張りたがる二人だけど、相性はいかに。
・ベルナルド・シルバのスペース発見能力は異常。速攻見つけて、どんどん運んでくる。怖い選手。
・ウォーカー、ボランチ顔負けの縦パスをダイレクトでハーフスペースにいるシルバに入れるなど。パス自体は若干ズレているんだけど、見えているのがすごい。
・その後、先制点が。シルバのパスにサネが抜け出してクロスからオウンゴール。シルバのパスのやさしさたるや。サネのファーストタッチも抜群で、ソアレスの前に出た。いい選手だ。
・あっという間に2点目。12分。スターリングがハーフスペースで受けて仕掛けるとボックス内に侵入してグラウンダーのクロス。アグエロが押し込んだ。
・サウサンプトンはなんとなくスペースを守っているけど、微妙にコンパクトネスに欠けるし、シティの攻撃をどう守るのかが見えてこず、辛いところ。奪いどころはどこなのだろうか。
・そうこうしているうちに、サウサンプトンを押し込んでこぼれ球をシルバがボレー、19分3点目。
・サウサンプトンは4-3-3なんだけども、3ボランチの脇を徹底的に付かれていて厳しい。4-4-2で8人きちんと守り、カウンター1本を狙ったほうが可能性あったのではないだろうか。
・ホイビュルグは展開力のあるいい選手なのだけれども、シティレベルのインテンシティでは厳しいのかと思わせる試合に。こういう試合こそレミナが推進力を見せて欲しいのだけれど、ここまであまり存在感を発揮できず。
・スターリングが絞って、ベルナルド・シルバが開くという形は狙ってのものなのか。ペップのサッカーだと最初の三分の二はウイングが開かせるのが定石のはずだけど。スターリングの暴走か、新たな試みか。ここまでは判断付かず。
・サウサンプトンはシティと、とことん相性悪いな。サウサンプトンはテクニカルな選手を並べて、ボールを保持しつつ、何度もクロスを放り込むという大雑把な攻め方をするのだけれど、シティ相手だとそもそもボールを保持できないから、雑な攻めしか残らないという。
・そんな中、30分、バートランドのスルーパスにイングスが抜け出してPKゲット。1点追いついた。チームとしての崩しというより、彼ら二人の突発的なイメージの共有から生まれたゴール。イングスは本当に狡猾なストライカーなので、うまく生かす選手がいれば…。
・メンディとサネのコンビはここまではまっているとは言い難い…。
・その後、スターリング2得点。特に2点目は迷いなく振り抜けているし、調子の良さを感じる。ワールドカップ時の不調からは抜け出したか。
・72分イングランド代表の次世代を担う、18歳フォーデン登場。
・サウサンプトンも、マイケル・オバフェミ投入。18歳。アイルランド代表の小柄なストライカー。でも10代とは思えぬ体の厚みがあるので、169cmには見えない。普通にラポルテより当たり強そう。瞬発力を見せるシーンもあったが、あまりボールを持てず。本人の問題というより、チームの問題なので、気にせず頑張って欲しい。
・バイタルで受けたフォーデンは臆せずドリブル突破を仕掛けて、いい位置でFK獲得。パスセンスだけでなく仕掛けられるのがいいな。自身の色を出した。それ以外の部分でも常にポジショニングを変えながら、いいボールを受ける模索を続けていた。本当に今後の成長に期待だ。フォーデンを起用できたことは収穫だと言えるのでは。
・アグエロは本当にバイタルでのボールの受け方が上手くなったな。ペップ戦術にきちんと適応した。素晴らしい。
・最終的にサネも決めて6-1。シティ、快勝だった。