

瀧本 拓朗

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世界各国様々な国から集まった選手がプレーするイングランド・プレミアリーグ。
その国籍の多様さは選手の名前を見るだけでもわかるほどだ。
日本人には一風変わった響きに聞こえる名前、普通の名前だがフルネームだと妙に語呂のいい名前…など、所属選手の数だけ色々な名前がある。
はじめに
今回はその多くの名前の中から、思わず「声に出して読みたくなってしまう」ものを理由と共にいくつか紹介する。
電車に乗っている人には難しいかもしれないが、皆さんも是非声に出して読んでみて欲しい。
エイドリアン・マリアッパ(ワトフォード/ジャマイカ代表)
Embed from Getty Images序盤に出てくる水ポケモンのようなキャラクターチックな名前のジャマイカ代表は、今シーズン躍進するワトフォードの便利屋DFだ。
名前はプレミア屈指の可愛さだが、見た目はセオ・ウォルコットに40%モッサリ感をプラスしたような雰囲気である。
今季はカップ戦中心の出場だが、昨季はリーグ戦28試合に出場し残留に貢献した。
苗字に隠れがちだが、名前の「エイドリアン」もまあまあの個性を醸し出している。
フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール/オランダ代表)
Embed from Getty Images今回紹介する選手には大きく分けると
「シンプルに面白い名前の選手」
「フルネームだと語呂がいい選手」
の2パターンがある。
先ほどのマリアッパが前者なら、今回のファン・ダイクは後者だ。
フルネームで早口で読むと、そのリズム感の良さと心地よさが手に取るようにわかるだろう。
長い名前の多いオランダ人選手の中でもそのスタイリッシュさは群を抜いている。
ちなみにイントネーションは若干違うが、小島よしおの定番ギャグ「そんなの関係ねえ」のリズムで小気味よく3回言うと、思わず最後に「はい、オッパッピー!」と言ってしまいたくなるほどしっくりくる。
ソクラティス・パパスタソプーロス(アーセナル/ギリシャ代表)
Embed from Getty Images声に出して読みたいかといえばどちらかというとむしろ読みたくない気もするが、このギリシャ代表DFは今までの2人ともまた違う理由での選出だ。
初見だと、まずパッと見で名前の全容がわからないため、誰しも「とりあえず1回読んでみよう」と思うはずだろう。
ある意味「チャレンジ枠」といった選出であると言える。
ちなみにアーセナルにはもう1人、コンスタンティノス・マヴロパノスというギリシャ人DFがいるが、この2人が揃って先発した際には実況のモチベーションをグンと下げてしまう危険性がある。
ギルフィ・シグルズソン(エヴァートン/アイスランド代表)
Embed from Getty Images今年行われたロシアW杯に悲願の初出場を果たしたアイスランド代表の大黒柱は、
プレミア屈指の「語呂のいい名前」でもある。
フルネームで読むと、ファン・ダイクと全く同じリズムで読むことができ、
それはすなわち「そんなの関係ねえ」のリズムにもピッタリ合うことを示している。
ジェンク・トスン(エヴァートン/トルコ代表)
Embed from Getty Images同じくエヴァートンの新たなエース候補は、
今回のメンバーの中では若干インパクトは薄いが、
「モノが落ちた時の音っぽい名前部門」ではジョン・ストーンズと共に堂々選出されている。
ルカ・ミリヴォイェヴィッチ(クリスタル・パレス/セルビア代表)
Embed from Getty Images特に変わった名前というワケでもフルネームの語呂がいいというワケでもないが、
名前からそこはかとなく漂う「ボンバイェ感」が強く印象に残る。
マリアッパやベン・チルウェルらと「プレミア可愛い名前選手権No. 1」の座を争うマテオ・コバチッチを抑えてバルカン半島から見事選出された。
ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール/イングランド代表)
Embed from Getty Imagesファン・ダイク、シグルズソンと同じく、
「そんなの関係ねえホールディングス」
の一員である。
どうやら名前の最後が「ソン」で終わる選手には語呂のいい選手が多いようだ。
これからこの3選手の姿をピッチで見るときは小島よしおの顔が思い浮かんでしまうかもしれないがそんなの関係ない。
アブドゥライェ・ドゥクレ(ワトフォード/フランス)
Embed from Getty Images「珍しい名前」と「全体の語呂の良さ」の両方を兼ね備えるワトフォードの絶対的MFは、
プレミアで今最もホットなボックス・トゥ・ボックスとして注目されている。
意外と完成度の高い「読みたくなる名前」だが、
名と姓の絶妙な位置で2回〝ドゥ〟が繰り返されていることが全体のリズム感の良さを演出しているのだろう。
今季は同じく「読みたくなる名前MF」のエティエンヌ・カプーと中盤でコンビを組んで活躍しているが、
ワトフォードには他にもアイザック・サクセスやステファノ・オカカ・チュカらが在籍。
「読みたくなる名前偏差値」の高いチームであることは間違いない。
イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ/ドイツ代表)
Embed from Getty Images牛丼をすすめてくる謎のおじさんっぽい名前で日本でも人気の選手だが、
同じプレミアなら先ほどのトスンやチャグラル・ソユンク、プレミア以外ならハカン・チャルハノールなど、
トルコ系の名前にはやはりインパクトの強いものが多い。
マルティン・ドゥブラフカ(ニューカッスル・ユナイテッド/スロバキア代表)
Embed from Getty Imagesニューカッスルに所属するスロバキア代表GKは、
今季レギュラーとしてゴールマウスを守っている。
ここまででわかる通り、濁点の多い名前はやはり読みたくなる率が高いようだ。
あとGKにとっては非常に嬉しくないが、「ドゥブラフカ」の響きにはなんとなく〝ダフった感〟がある。味方のバックパスを処理する際は気をつけて欲しいものだ。
デアンドレ・イェドリン(ニューカッスル・ユナイテッド/アメリカ代表)
Embed from Getty Images同じくニューカッスルのレギュラーを務めるアメリカ代表の快速右SBは、
その足の速さ同様、フルネームで読んだ時のテンポの良さと気持ちよさはプレミア全選手の中でも屈指のレベルだ。
デアンドレの後はイェドリンでなければならないし、イェドリンの前はデアンドレでしか考えられない。
まさに姓と名が高い補完性を発揮し合う、「Mr.声に出して読みたくなる名前」だ。
アンガス・ガン(サウサンプトン/イングランド)
Embed from Getty Imagesサッカー好き以外にとってはまだメジャーではないGKだが、
非常にシンプルでリズミカルな「読みたくなる名前」である。
読みたくなる名前などそもそもこれくらいでいいのかもしれない。
アレックス・オックスレイド=チェンバレン(リヴァプール/イングランド代表)
Embed from Getty Images説明不要の長い名前だが、
ア「レックス」と「オックス」レイドの2つの部分が韻を踏んでいることが、全体のリズム感の良さの要因だと考えられる。
ぜひエックスボックスのCMに出て欲しい。
番外編
引退した選手も紹介させてください。
ティエリ・アンリ(元フランス代表)
Embed from Getty Images現在コーチ業に日々邁進するおなじみのアーセナルのレジェンドFWは、短いながらもその小気味の良さと韻の踏み具合が特徴的だ。
全く必要のない考察だが、日本人の名前で例えると、「村田 裕太(むらた ゆうた)」のような響きの名前だと考えられる。
オーレ・グンナー・スールシャール(元ノルウェー代表)
Embed from Getty Imagesマンチェスター・ユナイテッドで活躍した童顔のFWは現役引退選手だが、そのフルネームの心地よさは現役選手に劣っていない。
どうでもいいが、東北弁っぽく訛りを効かせながら読むと、日本語で何か言っているように聞こえなくもない。
他の主なプレミアの「声に出して読みたくなる名前」の選手
マテオ・コバチッチ(チェルシー/クロアチア代表)
イーサン・アンパドゥ(チェルシー/ウェールズ代表)
エティエンヌ・カプー(ワトフォード/フランス)
ステファノ・オカカ・チュカ(ワトフォード/イタリア)
アイザック・サクセス(ワトフォード/ナイジェリア代表)
アイザック・ヘイデン(ニューカッスル・ユナイテッド/イングランド)
チャグラル・ソユンク(レスター・シティ/トルコ代表)
ベン・チルウェル(レスター・シティ/イングランド)
ケレチ・イヘアナチョ(レスター・シティ/ナイジェリア代表)
ジェイソン・パンチョン(クリスタル・パレス/イングランド)
ネイサン・レドモンド(サウサンプトン/イングランド)
トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム・ホットスパー/ベルギー代表)
ローラン・ドゥポワトル(ハダースフィールド・タウン/ベルギー代表)
「声に出して読みたい名前の選手」勢力図
声に出して読みたい名前の選手の多さからみたプレミアビッグ6
1位 ワトフォード
2位 レスター・シティ
3位 リヴァプール
4位 ニューカッスル・ユナイテッド
5位 エヴァートン
6位 クリスタル・パレス
最後に
いかがであっただろうか。「名は体を表す」という言葉がある通り、能力の面においても個性に溢れる選手達が揃ったと言えるだろう。
今回紹介したのはほんの一部で、プレミアリーグにはまだまだ面白い名前の選手がたくさんいる。
上記の選手も含めて、これから彼らがゴールを決めるところを観る機会があれば、是非その名前を大きな声で叫んでみて欲しい。