リバプールを相手に3バックで臨むことは何故「自殺行為」なのか

       
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内藤秀明

内藤秀明

プレミアリーグのファンサイト「プレミアパブ」の代表、マンチェスターユナイテッド・サポーターズクラブジャパン会長。 大学時代に1年間イギリスに留学し、FAコーチングライセンスを取得。現在はプレミアパブの代表としてトークイベントやフットサルイベントを主催しつつ、ライターとしても複数のメディアに寄稿している。 2019年1月に初の著書『ようこそ!プレミアパブ』上梓。

2018年4月24日(現地時間)、チャンピオンズリーグ、準決勝1leg

リバプール対ローマの一戦は、

5-2でホームチームが勝利をおさめた。



3バックで臨んだローマ

 

Twitterでなんとなく呟いたツイートに20いいねがついたので、

たぶん、皆さんにもお感じかもしれないが

リバプールを相手に3-4-3で臨むのは自殺行為だ

では、なぜ自殺行為なのかを述べていく。

理由は主に二つだ。

凶悪3トップと最終ラインが数的同数

メッシ、ロナウドの域に到達しつつあるモハメド・サラーをはじめ、

俊足ドリブラーのサディオ・マネ

相手の嫌なポジションを撮り続ける知能派FWロベルト・フィルミーノを擁する3トップを相手に

3バックで臨んでいる時点で大きなリスクである。

個々の能力が高く個人でもはがしにかかってくる上に

今では以心伝心のコンビネーションで守備組織を混乱させてくる。

こんな凶悪3トップを同数で止めるのがそもそも無理な話なのだ。

とはいえウイングバックを下げれば重心が後ろになり、攻める時間が減る。

相性が非常に悪い。

ウイングバックが「浮く」利点も消される

一方最終ラインで数的同数になった分

中盤は数的有利になる。

相手の3ボランチに対して両ウイングバックと中盤2人、合計4人いるため

結果、片方のウイングバックは浮くのだ。

そこの数的有利をいかして、相手のマークをずらして攻め入る可能性は、本来はある。

相手がリバプールでなければ。

せっかくウイングバックが数的有利な状況でボールを持っても

サラー&マネの俊足コンビが、ものすごいスプリントで後方からプレスをかけてくる。

ウイングバックの心境はおそらくこれだ

「怖い」

焦って中盤に戻せばそこにも罠がある。

ヘンダーソンやミルナーも必死の形相で距離を詰めてきて縦へのパスコースを消される。

作り直そうとした瞬間

ブラジル人、マリーシアの申し子であるフィルミーノが

いやらしく背後からボールを突っつく。

気づけばリバプールがショートカウンターを仕掛けている形になる。

結論

システムのかみ合わせの利点は凶悪3トップに思うがまま使われ、

欠点はまたもや凶悪3トップによって消される。

結論、今のリバプールを相手に3-4-3で臨むのは

自殺行為

ともいえる。

最後に

ローマは5失点したあと、浮ついたリバプールを相手になんとか2点決めて、決勝進出の可能性をわずかに残した。

ただ、このチームを相手に3バックで臨むのは、やはり誤った選択だったのではなかろうか。

2legは修正したローマを見たいし、

一人のプレミアファンとしてはそんなローマをさらに圧倒するリバプールのプレーを見たいところだ。



【了】

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