‪プレミアリーグサポーターである僕が抱える孤独感と対処法‬

       
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内藤秀明

内藤秀明

プレミアリーグのファンサイト「プレミアパブ」の代表、マンチェスターユナイテッド・サポーターズクラブジャパン会長。 大学時代に1年間イギリスに留学し、FAコーチングライセンスを取得。現在はプレミアパブの代表としてトークイベントやフットサルイベントを主催しつつ、ライターとしても複数のメディアに寄稿している。 2019年1月に初の著書『ようこそ!プレミアパブ』上梓。

プレミアリーグパブ運営の内藤です。

今回は僕の感情の話と、

今後やっていきたいことについて書いていきます。

背景

チーム名は伏せますが

僕自身、

とあるプレミアのチームの熱心なサポーターです。

ただし、大阪に住んでいた高校生時代、滋賀で一人暮らしをしていた大学生のころまでは

自分が応援するチームはおろか、プレミアリーグサポーターも周りにほとんどおらず

「自分の好きなことを、めいっぱい話せない孤独感」

をずっと覚えていました。

やはり週末のスーパーゴールについて週明けに誰かと話したいのです。

そのもどかしさを解消するために、

Twitterの世界に入り浸って情報発信していたところ

ひょんなことからサッカーメディアで記事を書かせていただけるようになりました。

思いがけぬ幸運もあった学生生活でしたが

多くのモヤモヤを抱えていた時期でもありました。

プレミアリーグパブがはじまるきっかけ

そんな僕も2016年春に大学を卒業して上京すると

少しずつではありますがプレミアサポに出会えるようになります。

そこで知りました。

お酒を飲みながら自分の好きな話題を死ぬほど話し、聞き、共感し合う楽しさを。

ただ、プレミアサポに出会う機会は増えたものの

それでも日本代表やJリーグのファンと比べると

まだまだプレミアサポと出会える場所は少なく

「この楽しさを少しでも多くの人に味わってもらいたい」

「少しでもサポーター同士が出会える場所を」

と思い、2017年1月に観戦会を始めたのが

「プレミアリーグパブ」

のはじまりでした。

観戦会の開催

観戦会をやってみると面白いもので

参加者の皆さんは、初対面でも旧知の仲のように

すぐに打ち解けて

「あのサラーのドリブル突破しびれたよな」

「バイリー入れば、マジでユナイテッドの守備陣は激変するよな」

「いやあのミスさえなければ、勝ってたのに…」

なんて会話を弾ませます。

また、ビッグ6はもちろん、ビッグ6以外のサポーターにも出会えるのも魅力で

実際、僕もニューカッスルやWBAサポーターに出会いました。

「なんでそこのサポーターに??」

とサポーターになったきっかけを聞くと三者三様で

面白くて共感できるエピソードにあふれています。

プレミアフットサルの開催

観戦会だけで十分楽しく、最初はそれだけのつもりだったのですが

観戦会の場合だと基本的にはその試合のサポーターしか参加しないため

人もそこまで多くは集まらず

交流の場としては十分ではないように感じました。

そこで2017年9月には、

「人が集まるかな?大丈夫かな?」

なんて不安を抱えながらも、プレミアサポ交流フットサル大会を企画しました。

結果は嬉しいことに、想像以上に人が集まり、場も盛り上がります。

チームごちゃまぜの交流戦では和気あいあいとプレーしつつ

チーム対抗戦になると途端に野次も飛び交い、試合は白熱。

「これは面白い。東京だけでやるのはもったいない」

そう思い、その直後、東京以外でのフットサルイベント開催も始めます。

「大阪、滋賀に住んでいた頃、東京だけでしかイベントやってもらえなかったのは寂しかったな」

という個人的な思いも後押ししました。

自分の交通費が赤字になることは覚悟のうえで、

大阪、名古屋でもフットサルイベントを開催。

予想通り赤字にはなりましたが(汗)

その甲斐あって、参加者には

「普段、プレミアサポで出会うことなんてめったにないので、こういう場があるのは、とても有難いです!」

なんて、嬉しすぎるお声をいただきました。

 

トークイベントの開催

その後、飲み会など含めいくつかのイベントを企画して

30人以上集まり楽しそうに笑っている参加者の笑顔を見て

こちらまで嬉しい気持ちになったこともあれば

大阪で開催した忘年会では3人しか集まらず

主催者として冷や汗をかいたこともありました。

ただ、全般的にどのイベントも、

「プレミアリーグ」という共通言語を通じて

ご参加者同士で仲良くなっていました。

そんな中、常連の方から

「ライターならメディア関係者の知り合い多いでしょ?呼んでトークイベントとかどう?」

なんてご意見をいただきました。

確かに実現できれば面白いですし、

既に僕自身、場を提供する楽しさや意義を感じていたので

「やりましょう!!」

と、2018年3月から、トークイベントを開催することになりました。

具体的には、

プレミアリーグで約20年間写真を撮り続けているカメラマンの山田一仁先生をお呼びして

ピッチレベルで、レンズ越しに誰よりも近い位置で選手を見ている

カメラマンという目線で、

「ムヒタリアンがクロスを蹴る時のルックアップの癖や」

「マケレレと比較しながらカンテがボールを奪う瞬間の特徴」

などをコマ送りの写真つきで解説してもらいました。

他にも

フットボールネーション作者

チェルシーサポーターの大武ユキ先生には

フィジカルに焦点をあてた漫画を描く大武先生特有の

「サッカー観」

「良い選手の定義」

をプレミアリーグと絡めてお話いただきました。

これらトークイベントでは、フットサル同様に盛り上がったこともあり、

2018年5月以降は月に1~4回程度、開催していくことになっています。

今、感じている課題

「周りにプレミアサポがいない孤独感を解消し、少しでもご機嫌な日常を…!」

「プレミアについて、めいっぱい話せて聞けるパブのような存在に!」

をテーマに、皆様からのご意見をちょうだいしつつ、イベントを開催し続けた結果、

東京では既にフットサルやトークイベントなどを月に3回以上開催できるようになりました。

ただし現状、「交流の場」や「ご機嫌になれるコンテンツ」を提供できているのは

東京のイベントに参加できる方という一部のみです。

実は今も、プレミア関係の有名な

解説、実況、女子タレント、ライター・編集者など、

実現できれば大盛況間違いなしの方々に登壇依頼をしておりますが、

実現しても一部にしかお届けすることができません。

また、

「月曜日の朝、昨晩の逆転ゴールでご機嫌になったこの気持ちを誰かに話して共感してもらいたい」

「でもしゃべる相手がいない」

「Twitterで呟いても、ちょっと『いいね』がつくだけで流れていく…」

なんて、日々生まれるちょっとしたモヤモヤなど

痒い所に手が届くような場もまだありません。

他にも僕が感じ取れていない、皆様のモヤモヤがあるかもしれません。

常連の皆様にも完全にご満足いただける柔軟なサービス提供ができているかといえばそうでもありません。

例えば運営秘話など限定された環境以外には出しにくい面白い情報などは

僕の中で眠ったままです。

 

今後やっていくこと

そこでプレミアリーグパブ・サポーターズクラブを作り、今の課題を補っていきたいと考えております。

皆様が楽しめる様々な「場」や「コンテンツ」をご準備していこうと思います。

・トークイベントにオンラインで参加できるサービスの提供

・イベントの文字起こし記事や、専門のライターによるコラム、運営秘話などが詰まったウェブマガジンの配信

・サポーター同士で交流できる場

・常連の方々がよりプレミアリーグを楽しめて一緒に日本におけるプレミア文化を作り上げていく仕組み

などをご提供いたします。

より日本のプレミアリーグ文化が発展していくために、プレミアリーグパブは尽力していくつもりです。

もしよければ、

それを応援していただくために

プレミアリーグパブ・サポーターズクラブ

のパトロンになっていただけませんでしょうか。

一緒に日本におけるプレミアリーグ文化を作っていきましょう。

よろしくお願いいたします。

詳細はCAMPFIREのページでご確認くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。



【了】

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