山中 拓磨
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さてさて、
というわけで、イングランドSNSリーグ、開幕です!!!
1位になるのはどこなのでしょうか。
はじめに
まず、プレミアリーグのトップ6(マンチェスター・ユナイテッド&シティ、トッテナム、リバプール、チェルシー、アーセナル)のオンライン上での人気を計るにあたって、
最も普及していそうな、Instagramのフォロワー数、Twitterのフォロワー数、Facebookページのいいねの数を指標として選定しました。
そして、そこにどれだけ有名な選手を抱えているかを評価するためにチーム在籍選手で最もTwitterのフォロワー数が多い選手、という項目も加えます。
(以上の項目は集計した3月初旬時点での数字でランキングしています。)
そこからの計算方法はいたって簡単。それぞれの項目をランク付けして、その順位の合計が最も少ないチームが第一位、というアナログな方法でやっていきます。
第6位 トッテナム
Embed from Getty Imagesツイッター: 280万人 (6位)
インスタグラム: 180万人 (6位)
フェイスブック: 940万人 (6位)
最もツイッターのフォロワー数が多い選手: フェルナンド・ジョレンテ (210万人: 6位)
トッテナムファンの方には非常に申し訳ありませんが、とても寂しい結果となってしまいました。かといって、この企画自体をトップ5のランキングという形にすれば、それはそれでトッテナムはどうした!
と怒られそうなので普通に掲載させてもらいましたが悪しからず。笑
全項目において五位リバプールにも大差をつけられているし、一応プレミアリーグ六位の座は保ててはいるものの、例えばツイッター数で言えば、国外人気はあまり高くなさそうなベジクタシュやボカ・ジュ
ニアーズといったチームにもフォロワー数では負けています。
さらに、この数字を選手と比べると、アーセナルの第二GKオスピナや元シティのサバレタ、ジョーイ・バートンという面々にも負けているという体たらくなので、クラブの広報チームにはこれだけリーグ戦の
成績が良ければ絶対にもっとやれる、と奮起してほしいところ。
特に、Twitterのアーセナルやチェルシーといったクラブの公式アカウントは何十万も自分からフォローし、ファンとの交流を活発に行っているのに、何故かトッテナムの公式アカウントは280人しかフォローし
ていないので、こういったやり方を参考にしてみるのはどうでしょうか。
(実はユナイテッドの公式ツイッターも王者の貫禄を見せ、100人程度しかフォローしていませんがそれでも国内ダントツのフォロワー数を誇っています。)
ちなみに、スパーズジャパンのアカウントは日本国内では断トツの14万人フォロワーを抱えているので、これを分けてあげることができればサバレタには勝てます。
第5位 リバプール
Embed from Getty Imagesツイッター: 980万人 (4位)
インスタグラム: 560万人 (5位)
フェイスブック: 3060万人 (5位)
最もツイッターのフォロワー数が多い選手: モハメド・サラー (430万人: 5位)
イメージ的にトップ3はユナイテッド、アーセナル、リバプールではないかと勝手に思っていたのですが、古豪リバプールは5位に沈む格好となってしまいました。
やはり最近はリーグ優勝争いに絡んだり、チャンピオンズリーグに顔を出す回数が少なかったのでそれが影響したのでしょうか。
とはいっても、古くからのファンが多いチームではありますし、チームの成績も復調気味なのでこれから継続的にCLに顔を出すようになれば、アーセナルやチェルシーと争うくらいのポテンシャルは十分にあると思われます。
強いて言うのであればチームトップの人気選手のTwitterフォロワー数が500万人に満たないというのは物足りない、というくらいでしょうか。
スペイン語圏の選手はSNS上の存在感が非常に強い傾向にあるので、バルサやレアルかアトレティコあたりからチームの顔となれるスター選手を獲ってこれると宣伝面では効果抜群かもしれません。
第4位 マンチェスター・シティ
Embed from Getty Imagesツイッター: 600万人 (5位)
インスタグラム: 640万人 (4位)
フェイスブック: 3170万人 (4位)
最もツイッターのフォロワー数が多い選手: セルジオ・アグエロ (1290万人: 2位)
実は、台頭してきた時期が比較的最近であるマンチェスター・シティは他のクラブと比べてオンライン上での人気はそこまででもないのではないかと推測していたのですが、まったくそんなことはありませんでした。
冷静に考えると、そもそもSNS自体が流行りだしたのが最近のことであり、当然と言えば当然なのですが。
とはいっても近年の成績では国内トップクラスでありながらTwitter・Facebook・Instagram全ての項目で上位3チームには少し水をあけられているので、これからいかにピッチ上の成績を人気につなげられるか、うまい戦略が求められそう。
ちなみに今回の評価基準からは外れましたが、公式Youtubeチャンネルの登録者数に関していえば、何故かユナイテッドが今月に入って公式チャンネルを始めたばかり、という状態で出遅れていて、マンチェスター・シティがイングランドのクラブでは第一位となっています。
第3位 チェルシー
Embed from Getty Imagesツイッター: 1170万人 (3位)
インスタグラム: 1100万人 (2位)
フェイスブック: 4790万人 (2位)
最もツイッターのフォロワー数が多い選手: セスク・ファブレガス (980万人: 4位)
Facebookのいいね数は3位に圧倒的に差をつけており、Facebookページの運用のうまさが光ります。
ちなみに、具体的に何か違いはあるのか比べてみましたが、投稿頻度など、特に最近の運用の仕方に他のクラブと違いがあるとは思えなかったため、もう少し昔の時期の違いかもしれません。
トップクラブとして台頭してきた時期が比較的遅いチェルシーが既にここまでの数字を出していることを考えると、オンライン上での人気に限って言えば、昔ながらの伝統や格式?そんなもん強ければ関係ないんだよ!ということが言えそうです。
第2位 アーセナル
Embed from Getty Imagesツイッター: 1320万人 (2位)
インスタグラム: 1080万人 (3位)
フェイスブック: 3800万人 (3位)
最もツイッターのフォロワー数が多い選手: エジル (2180万人: 1位)
僅差でチェルシーをかわして二位に立ったのはアーセナル。1位のあそこにはかなわないものの、やはり定評のあるオンライン上での強さを見せつけました。
とはいっても、Twitter以外ではチェルシーに敗れており、ほぼ毎週アーセナルに関するツイートををしてくれるエジルの契約延長は宣伝効果の面でもとてもクラブにとって良いものだった、といえそう。
ただ、現在ピッチ上では低迷が続いており、これが長期的にどれくらいアーセナルの人気に影響を及すかは不透明。今すぐに多くのファンが離れていくようなことはないと思いますが、
長引くようだとリバプールの人気がかつてほどではなくなってしまったのと同じような道をたどってしまうかもしれません。とりあえず早く復活を遂げないとチェルシーに国内2位の座を譲ってしまう日は近そうです。
第1位 マンチェスター・ユナイテッド
Embed from Getty Imagesツイッター: 1740万人 (1位)
インスタグラム: 2090万人 (1位)
フェイスブック: 7370万人 (1位)
最もTwitterのフォロワー数が多い選手: デ・ヘア(1050万人: 3位)
やはり、というべきか圧巻の強さを見せるマンェスター・ユナイテッドがイングランド一位の座をモノにしました。個人のTwitterを除けば、クラブ部門では三冠達成。世界的に見ても、別次元にいるバルサとレアルには及ばないものの、
どれもサッカークラブとしては世界第三位の数字となっています。
個人部門でも、ウェイン・ルーニーがまだ在籍していればエジルに次いでイングランドでは二位のフォロワー数を誇り、他にもポグバやマタと多くのフォロワー数が多い選手を抱えており、隙は無いと言えそう。
スポンサーが破格のオファーを出すのもうなずける、ファン層の厚さが浮き彫りとなった結果です。国内では敵なしなので、むしろこれからFacebookのいいねは一億越え、インスタグラムのフォロワーは5000
万越えと物凄い数字をたたき出しているスペインの2クラブにどこまで迫っていけるかにも注目です。