【アーセナルの攻撃戦術】ユナイテッドを翻弄した中盤の連動とは

       
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Football-Viewpoint

プレミアリーグ愛好家。2000年頃から欧州サッカーを見始め、気づけばグーナーに。いつもサッカーの面白さの部分に着目しながら試合を見てます。サッカーの面白さを少しでも伝えていけたらと思ってます。

プレミアリーグ第15節アーセナル対マンチェスター・ユナイテッドの一戦は、

1-3でアウェイチームが勝利をおさめた。

とはいえホームチームが押し込む時間が長く、デヘアがいなければどちらが勝っていたかはわからない






そんな試合展開だったことは確かだ。

では今回、ユナイテッドが防戦一方になった理由を解説していきたい

理由1:ユナイテッドの守備はマンツーマンがベース


前提として、立ち上がりからユナイテッドはジャカ、ラムジーに対して、

マンツーマンで対応していた。対応した選手は、ポグバとリンガード。

画像のシーンでは、ポグバがラムジーに、リンガードがジャカに対応。

この役割は、流れによっては異なる。

理由2:ジャカを潰す戦略


特にジャカに対しては、ほとんどマンツーマンで対応していた。

ビルドアップでジャカを経由させないことで、アーセナルのビルドアップを封じる目的。

ポイントは、ユナイテッドがスペースを消すのではなく、人を掴みに行くことから守備を構築したということ。

理由3:深い位置でも同様


ユナイテッド自陣の深い位置でもそれは変わらない。

リンガードが深い位置まで戻り、ジャカをマーク。

結果的にビルドアップを封じることができていた立ち上がり。

得点シーンと直接的には関係していないが、最終ラインのミスを誘発できた要因である。

理由4:システム変更が転機に


このプランがアーセナルのある変化から、利用され始める。

それは負傷したムスタフィの交代である。

ムスタフィが交代し、イウォビが投入される。

これによって、マティッチは広範囲のカバーが要求されるようになり始める。

理由5:イウォビに釣られるマティッチ


イウォビにボールが入った場合、マティッチは出ていかざる得ない状況になる。

逆に言えば、エジルのスペースを空けてしまうことにも繋がる。

理由6:神出鬼没なラムジーの動きに苦しむ


このシーンでも同様のことが言える。

ラムジーが前方への飛び出しに対して、リンガードが引っ張られる。

そのため、リンガードは中盤に広大なスペースを空けてしまう。

理由7:ラムジーの動きを利用するサンチェス


結果的にラムジーが空けたスペースにサンチェスが下がってボールを引き出すことでき、

サンチェスはフリーな状況で前を向くことが可能な状況に。

理由8:遅れてサンチェスにプレス


サンチェスがフリーなことに気づいた両選手は、慌ててサンチェスに対するアプローチを開始。

しかし自分の背後にあるスペースを利用されることは想定できていない。

そこをマティッチが先回りでスペースへ戻ることで対応。

理由9:役割過多なマティッチ


この辺りがマティッチが非常に優れている点。先読みして、スペースをカバーできる力。

実はマティッチには自分の役割以上に多い仕事量が要求されていた。

ということを考慮してもマティッチの存在感は際立った。

理由10:ラムジーの動きと連動するエジル


このシーンも同様。

ラムジーが前方に飛び出しスペースを作り、エジルがそのスペースでボールを引き出す。

ラムジーの動きにリンガードは引っ張られる。

理由11:四角形で良い関係性を


アーセナルはイウォビ投入からこの四角形の形を流動的なポジションチェンジの中からフリーを作り出していた。

一方でユナイテッドは、人を掴むことで守備を構築したことがネックとなり、それに対応できなかった。

理由12:ユナイテッドは修正力に課題か

この一連の人を掴む守備からスペースをカバーする守備への『修正』がうまく機能しなかったことで、アーセナルに防戦一方になってしまった。

デ・ヘアのビックセーブがいくつもあり、結果的には勝ち点3を取ることができたが、ユナイテッドはもう少し早くこの仕組みを改善する『修正力』が必要だったと個人的には思う。

 



【了】

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