プレミアパブ編集部
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チャンピオンズリーグ、グループステージ第2節リバプール対ザルツブルグの一戦は4-3でホームチームが勝利。
最終的にリバプールは勝ち点3を積み上げたが、一時的には3点差を追いつかれる場面も。
このハイスコアはどのような試合展開で生まれたのか。時系列で振り返る。
序盤はリバプール優位な一方的な展開
●1分、リバプールが左サイドで数的同数になりロバートソンがボックス内でボールを持つなど。南のは大変だ。世界一運動量の多いSBと対面するので守備でも翻弄されそう
●3分、南野が絞り、2ラインの間でボールを受けてミドル。可能性の感じるシュート
●ここまでお互い攻めあう強度の高い展開に
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●9分、マネが対面するSBを中にかわした後、フィルミーノとのワンツーで抜け出してゴールをゲット鮮やか
●前提としてRSBニッセンの守備が軽かったようにも見えるが南野があと1m下がって内側のコースを切れれば防げたようにも見える。南野のミスとも言いにくいが守備上意味のない位置にいたのも事実
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●ただ原則的にザルツブルグは同サイドに圧縮する守備をしてていて、失点シーンはその圧縮を突破されて展開された後に縦に早く攻めた守備だったので、南野は内側の位置取りから外に移動しながらプレスバックするやや難しい守備だったのも事実。ただそういう守備をきっちりしないとマネとロボを防げない
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●ただ原則的にザルツブルグは同サイドに圧縮する守備をしてていて、失点シーンはその圧縮を突破されて展開された後に縦に早く攻めた守備だったので、南野は内側の位置取りから外に移動しながらプレスバックするやや難しい守備だったのも事実。ただそういう守備をきっちりしないとマネとロボを防げない
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●ザルツブルグは、2トップの守備の精度が低いかな。そこでサイドを限定できないので、簡単にサイドを展開されて、浮いているSBにボールを持たれてる。ちょっとリバプール対策がなさすぎる。
●ザルツブルグの両翼(南野)は振り回されていて、可哀そうな側面も。
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
自殺行為に見えた強気采配
●ザルツブルグマジか…。4-4-2でも一切リバプールを捕まえ切れてないのに、4-3-1-2に変更。点を取りたいからこそ少し前がかりにしたいのと、よりサイドに限定しやすいフォーメーションに変えるものの、このシステムだとプレスを突破されると余計にリバプールのSBがフリーになる。
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●36分、さらに守備がゆるゆるになった結果、リバプールは簡単にボールを展開。マネが高い位置でボールを持つと、CBを釣り出して空いたスペースにフィルミーノが飛び込む。クロスにヘッドに合わせて、こぼれ球にサラーが。リバプールは3点目。
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●4-3-1-2に変更したザルツブルグは守備は緩いが、南野のスペースで受ける動きが良いので攻撃のリズムはよくなっている。
●また前線の人数が多いので、プレスの網に引っかかればショートカウンターを発動できる。
●39分、まさに意図の通り高い位置でボールを奪うと、ファン・ヒチャンがゲット
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●ファン・ヒチャンはキックフェイントでファンダイクをかわしてゴールをゲット。世界最高のCBを相手に冷静にシュートを決めた意味は大きい。韓国にはソン・フンミンに続き、またいいストライカーが出てきましたね。23歳今後も期待だ。
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
前半終了、慢心か勝者のメンタリティか
●前半終了。ザルツブルグは、割とリバプール対策をするというより「俺たちのサッカーを!」という意識が強く、あまり対策がなかった。国内リーグで強いからこその、悪い意味での慢心があった印象…。
●結果、リバプールは簡単に展開できて、3点にとれた。もっと点が決まってもおかしくなかった…。
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●ザルツブルグには慢心…と書いたが、勝利のメンタリティと慢心は結構、紙一重な部分がある。リスキーだが自信をもって点をとれる型があるからこそ、リバプールを相手に1点は返せた。
●後半も、オープンな展開が得意なリヴァプール圧倒的に優位だが、あとは試合の流れ次第かな
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
補足をすると、リスキーな采配をしているので、後半の序盤に失点していれば、また全然違った展開になったのだろうが、結果的にはザルツブルグが後半の序盤に点をとれたことで試合展開が良い方向に変化した。
後半開始、逆襲のザルツブルグ
●49分、アドリアンがキックをFWダカに当ててしまった。あわや失点というシーン。アドリアンも軽率だがゴメスの左足のバックパスのスピードも少し遅かった
●後半になって、ザルツブルグはやっとプレスがハマってきた印象。ただリスキーな守備にかわりないので少し油断すればリバプールに裏をとられる
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
この時点では、どっちに転ぶかわからない。ひやひやな状況。
●54分、南野が「性格の悪い(超絶誉め言葉)」素晴らしい守備。ファビーニョのところをわざと少しフリーにしてパスが入った瞬間、スプリント能力を生かしてボール奪取。ショートカウンターに。
●56分、FKの素早いリスタートからカウンター。クロスを南野が決めて3-2!素晴らしいボレー!
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
南野のトップ下起用は攻守ともにはまっていた。ファビーニョはスピード系ドリブラーの対応が得意ではないので、そういう意味でもよかった。
中央のスペースでボールを受けて、推進力のあるドリブルと展開をバランスよく見せていた
なにより一番欲しいゴールもゲット、素晴らしすぎるパフォーマンス
●リバプールは2点差あるのに試合を落ち着かせればいいのに、変にザルツブルグのオープンな展開にお付き合いしてしまった印象。珍しく攻守の切り替えも少し遅かった。
●ハーフタイムにも書いたが、慢心と勝利のメンタリティは紙一重。自信をもって自身のサッカーを継続した結果、3点差を追いつく
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●60分、南野クロスに期待の新生ホランドがゲット。ファビーニョとファンダイクの中間に落ちたボールに南野が鋭く反応したプレーが良かった。
●また前提として、リスキーにも見えたが、ザルツブルグは自信を失わず前に人数をかけ続けたからこそ、とれたゴールでもある。
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●64分、ワイナルドゥムを下げてオリギ。最近始めた新しい交代パターン。前がかりなサッカーには、前がかりなサッカーでお返し。
●69分、その意図が実り、高い位置でファビーニョがインターセプトするとそのこぼれ球をフィルミーノが競りそのこぼれ球をサラーが決めた。さすがリバプール、強い。
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
●リヴァプールはオリギを入れたのはいいんだけれども、少しゴチャゴチャしてしまい、悪い意味でポジションレスな状態に。
●ザルツブルグもザルツブルグで、人を入れてシステムを変えすぎた結果、組織としての統制は少しなくなってきた
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019
試合終了
試合終盤は少し散漫な動きになりましたが、一時は逆転の匂いも感じさせたザルツブルグに大きな拍手を!
結果的には3-4でザルツブルグは負けたけれども、監督も選手も表情に失意の色はなし。
アンフィールドで果敢に戦い見事に散った。
そんな見事すぎる負けっぷりに、アウェイの地までかけつけたファンも全員で拍手。
敗者の美学というかなんというか。
美しい散りっぷりだった。お見事。
— 内藤秀明│プレミアパブ代表 (@nikutohide) October 2, 2019