プレミアパブ編集部
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2019年9月13日に、エルゴラッソから欧州サッカー選手名鑑が発売されます。
この名鑑内には、蹴球思想家のLeo the footballと、プレミアパブ代表の内藤秀明の対談記事が収録されています。
本記事では、名鑑内に掲載しきれなかったこぼれ話を掲載しています。
「名鑑こぼれ話」の過去記事を閲覧したい場合は【こちら】
ラポルテが長期離脱しても大丈夫?
デブライネの復帰とスターリングの好調もあって、今季のマンチェスター・シティは素早く縦に攻める攻撃が増えた印象です。
確かにシティ対マリノスの試合はその点が露骨でした。スターリングが落ちてボールを貰いに行くと見せかけて、付いてきたCBが空けた裏のスペースを突くシーンが多かったです。
スターリングは、あの辺の動きが抜群に上手くなったんですよね。
スターリングがセンターフォワードで裏抜けを意識しなければいけないのなら、アグエロやジェズスにも同様の要求がされているかもしれません。
そうだとしたら、シティのDF陣にもいいことですよね。
練習でアタッカー陣を対応することで、直線的な攻撃に対する対応力が上がります。スパーズ戦でも速攻を狙う相手に、オタメンディやラポルテは上手く対応していました。
ディフェンス陣のポジティブな要素と言えば、オタメンディがある程度は稼働できそうなこともありますね。
スパーズ戦では空中戦の強さを発揮していました。ラポルテ、ストーンズと比べて足元の技術は劣りますが、競り合いの強さは相変わらず2人に勝っていますね。昨季は不調でしたが強度の高い守備を取り戻しました。
オタメンディに関してはコパアメリカの出来は不安定だったので心配でした。前に出る守備はいいのですが、裏を取られるシーンも目立ったので。
もちろん、シーズン後の疲れを引きずったことも考慮するべきですが。
そうですね。
おそらくソン・フンミンがいたらオタメンディは起用されなかったと思います。
スパーズはケインとラメラがスタメンでした。この2人はもちろんいい選手ですが、裏抜けが得意という訳ではありません。なのでオタメンディでも相性は悪くないというペップの判断があったと思います。
ラポルテが長期離脱するので、頑張ってほしいですね。
あとは今季はウォーカーが頑張ってますね。
カンセロがユベントスから加入しましたことで、ポジション争いが厳しきなったせいか、ウォーカーがハツラツとしている印象です。
ウォーカーのわかりやすいところが可愛いですよね。
スパーズ戦でもウォーカーがマークを外して失点した後が可愛かった(笑)
そのあとめっちゃ前線にプレスかけてませんでした?
贖罪の奔走みたいな。
ペップに怒られるって思ったんでしょうね(笑)
今年でペップ辞任の可能性も?毎年辞める年に●●しがち…
ペップって辞める年に怒る頻度が増える傾向があるんですよ。
”ボールを蹴れ、パスを出せ”(バルセロナのドキュメント)
でも、バルサの最後のシーズンにペップの選手への指示にリスペクトを感じなくなったという証言があります。バイエルンでも、最終年にペップの指導のピッチが上がったという記事がありました。
今年はそれを感じませんか?
マリノス戦後のウォーカーに対する指示や、スパーズ戦のアグエロとの口論もありました。
今年は特に選手にわーっと言っているイメージですよね。
好かれるリーダーもいますが、優秀なリーダーが必ずしも好かれるわけではないですからね。
アンチェロッティみたいに”みんなが大好きな親分”ってタイプではないですね。
デブライネは自分の能力を活かしてくれるペップが好きですが、アグエロはもっと自由を求めるかもしれません。監督への好みは人それぞれなので仕方ないですよね。
話をペップの去就に戻しましょう。
シティはバルセロナが成し遂げたことを達成しようと躍起になっている気がします。シティはクラブ哲学を作る上でバルセロナの幹部を招聘しました。そして、指揮官としてペップを招聘しました。まるでバルセロナがクライフを呼んでドリームチームを創り上げたかの様に。
クライフのバルセロナは、魅力的なサッカーで記録と記憶に残りました。シティの幹部も、ペップがそのようなチームを作ることを望んでいるはずです。
記憶で言えば既に残しましたよね。国内コンペティションの3冠やリーグ連覇、特に昨季は勝ち点100を達成しています。
あとはCL制覇でしょうか。
レオさんはシティがCLを優勝する上で必要な要素は何だと思いますでしょうか?
ずばり、カラバオ杯を捨てること(笑)
まあ、単純にそうですね(笑)
アグエロなど替えの効かない選手もいますし、選手のコンディション管理はCL制覇の上で超重要事項です。
あとは運を味方に出来るかですね。
バルセロナで三冠を達成した時も、CL準決勝でイニエスタのスーパーゴールが無ければ敗退していました。その他にもバルサ選手のハンドが見逃されるシーンもありました。
去年もベスト8のトッテナム戦でVARの判定に泣きましたからね。
CLはベスト8以降から運が絡んでくると思っています。
ペップはシティの監督として、合格点の仕事を披露しているはずです。CLを取れていないから失敗という訳ではなく、運の勝負に勝てなかったのが昨季です。
今季もペップなら運に委ねるしかない領域までチームを勝ち進めるでしょう。
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