プレミアパブ編集部
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昨季CL決勝を現地で観戦するため……ではなく、決勝戦の周辺の様子とお祭り騒ぎを見るためだけに、なんと弾丸でマドリードまで行ったという熱狂的なリヴァプールサポーターが日本にいるそうです。
その名前もイタツさん……!
今回、チャンピオンズリーグのグループステージの抽選が終わったタイミングで、あらためてこの大会を勝ち抜いた先に、どんな幸せな未来が待っているかをご紹介させてくだしあ。
書き手
両軍サポーターが同時に歌ってカオスな電車内 笑 pic.twitter.com/CAeqkjoUQ5
— イタツ (@gerra_tsk) June 15, 2019
はじめに
少し前の話になりますが、
昨シーズン、愛するリバプールがなんとチャンピオンズリーグファイナルという晴れの舞台に勝ち進みました。
そこでどうしてもその雰囲気を味わいたいと、チケットもないのでに、マドリードまで行ってまいりました!
前振りとして…
そもそも、チケットもなしになんで、ヨーロッパまで飛んだのか。
試合が見られなくともその価値があると判断したからです。
昨シーズンもリバプールはCLファイナルまで勝ち進んだわけですが、決勝戦の様子を各メディアやSNSから見ていると、
街全体がその日のためだけに盛り上がり、UEFA公式のイベントも開かれるなど、格別の雰囲気があることを目撃しました。
https://twitter.com/ChampionsLeague/status/998833002414313472
※昨年決勝の様子(UCL公式Twitterより)
昨年、準決勝をローマまで見に行き、チャンピオンズリーグの熱をひとしきり浴びて満足していたつもりの私でしたが、
「決勝は別だ!これは観なければならない!来年はマドリードに行こう!」
と昨年から心に決めていました。
が、まさか本当に2年連続で勝ち進むとは‥(それもあんな逆境から…!)
チームの大逆転に心打たれたこともあり、弾丸旅行(2泊4日)を決意しました。
ちなみに昨年のローマ戦の様子はリバプールFCラボのこちらの記事からチェック!
現地イベント会場へ
長時間フライトの疲れと初めてのマドリードに不安を抱きつつ、恐る恐る足を踏み入れると…そこには、ものすごい人だかりが!
動画で様子もご覧ください。
振り返りマドリード
恐る恐る地下鉄から降りると… pic.twitter.com/rXYMbH7Tiv— イタツ (@gerra_tsk) June 15, 2019
雲一つない快晴、からっとした暑さ、スポンサーブースの数々、
“おめかし”をしたフットボールファン!
これぞお祭り!
特に驚きだったのは、スパーズ、リバプール以外のユニフォームを着た人が数多くいたことです。
誰もかれもが自分のクラブをアピールしているように感じました。
ブラジル代表、コリンチャンス、パルメイラス、サントス、などブラジル系が特に目立ちました。
そしてこのような一団も…
アヤックスサポーター!汗
決勝のチケットを準決勝前に購入してしまっていたのでしょうか。
ショックな敗戦にもめげず大きな声で歌を歌っていました。彼らにもプライドがあります。
「俺たちは4回制覇している!」
といったような歌詞に聞こえました。(おぼろげですが)
すると通りがかったスパーズサポーターが
「oh〜Lucas Moura!!」
とすかさずお返ししていて笑いました。こういった掛け合いが見たかった!
イベントスペースを写真とともに振り返る
会場①ソル広場
CLファイナリストの装飾!
両チームスタメンの写真がちょっとしたフォトスポットに。
こちらはビッグイヤーと一緒に写真を撮れるブースになっており、長蛇の列ができていました。するとこんな場面に遭遇!
振り返りマドリード
ロベカルと遭遇…! pic.twitter.com/VaFprNPWwk— イタツ (@gerra_tsk) June 15, 2019
イベント会場からスタジアムへ運ばれます。その大役を務めたのはロベルト・カルロス!
目の前でレジェンドを見てしまいました‥!
Laysブース。
リサイクルを呼びかけるイベントをしていたようです。
会場②オリエント広場
ビッグ・ビッグイヤー!(笑)
フォトスポットとして多くの人が詰めかけていました。
普通に観光に来た様子の人たちも。
スペイン旅行に来たマダムとおしゃべりしました。
マ「チケットとれたの?」
イ「No…」
マ「どこからきたの?」
イ「JAPAN! We are crazy!」
マ「はは~~」(崇拝ポーズ)
簡単な会話ですが、現地でのいろんな人との交流も愉快です。
移動の道中もチャンピオンズリーグに彩られています。
大きなゲートでソン・フンミンとサディオ・マネがお出迎え!
会場③メガストア
メガストアには長蛇の列!
盛況でした。
そばには巨大な公式球。
会場④マヨール広場
歴史ある「Plaza Mayor」をミニピッチが占拠!
レジェンドたちによるミニサッカー、アンプティサッカーなど各種イベントが行われていました。
並べば誰でもプレーできる時間も用意されていました。
Hotels.comブースはボールプールに。奥にはベスト4のチームをイメージしたロッカールームの展示が。
こちらもなかなか列が長く、並ぶのあきらめると、
「ヘイへーイ、こっち来いよ~」
と呼び掛けてくる明るいスタッフがいました。
「時間かかるじゃん」というと、
「まあそうね」
と返してきましたので、笑顔でお別れしました(笑)
GAZPROMブース。
ゴールシーンに合わせて絶叫実況をするコンテストが開かれていました。
そのほかイベント詳細はUEFA公式ページで確認できます!
終了後の今はハイライトムービーも見ることができますね。
一通り、目を通したのでいざメトロポリターノへ移動!(チケットなくとも一応見ておきたく)
移動の道中も両サポーターで車内は大賑わい。
私はサポーター同士の衝突をかなり不安視していたのですが、まったくその気配はなく、
予定調和のチャント合戦が繰り広げられ続けただけでした。とても幸せな空間。
こんな様子もツイッターでは見かけるほどでした。
現地リバプールサポーターと一緒にとびのった車両がスパーズサポーターのたくさんいる車両で「hu~~」と冷やかしムードに。
そこから一気にチャント合戦へ。
両軍サポーターが同時に歌ってカオスな電車内 笑 pic.twitter.com/CAeqkjoUQ5
— イタツ (@gerra_tsk) June 15, 2019
僕を指さして「ソンみたいなやつ乗ってきた!」と言っていた気がします(笑)
僕は日本ではそんなこと言われたことはありません。
似てると言われたことある有名人ストックに加えますか。
それにしてもソンのユニフォームを着ている人は多くいました。電車で居合わせたKOPも
「ソンばっかりだな!」
と驚いてました。
イ「日本から来たけどチケットないんですよね~」
K「そうなのか!俺の奥さん結構前に日本に旅行で行ってたよ。喜んでたよ~」
という何気ない会話もとても楽しいです。
相手がリバプールファンですからね。
「Enjoy the match!!」
とお互い健闘を祈って別れます。
ついに到着!
西日で焦げる… pic.twitter.com/jfkSJ9RZpx
— イタツ (@gerra_tsk) June 1, 2019
新しいだけあって立派な近代的な美しいフォルムが印象的!
こちらも人でごった返しています。
上記ツイートでもボヤいちゃってますが、本当に乾いた暑さで砂漠の様でした
そこら中に「I NEED TICKTET」(チケットくれ!)と書いた紙を持った人が立っていました。
欧州観戦あるあるですが騎馬隊や厳重に防具をつけた警官があたりをうろついていてピリピリしています。
一応ダフ屋にも値段を聞きましたが相場はなんと5000€!(約60万円)まったくかなわず撤退します…。
地元の人の助けも借り、パブを見つけ観戦しました!
試合の結果は…
ここから pic.twitter.com/hdwafG5Tmc
— イタツ (@gerra_tsk) June 1, 2019
ご存知の通りリバプールの勝利!
ソル広場に戻ってみると…リバプールファンの宴会場と化していました。
待ちに待ったメジャータイトル、しかも昨年の悔しさ、今季のリーグでのやるせなさがあっての優勝ですから喜びを爆発させるのも当然です!
その後、深夜までリバプールサポーターたちはお祭り騒ぎを続け、私の宿の部屋からでも声が聞こえてくるほどでした。
フライト直後からぶっ続けで歩きまくりかなり疲れていましたが、この勝利と彼らの歌声を癒しに眠りにつきました。
翌日、優勝パレードを観ようとリバプールへ帰国したサポーターもいましたが、多くの人がマドリードに残りこれまた酒を飲みまくり騒ぎまくっていました。
翌日も大騒ぎ笑 pic.twitter.com/mdwyINJVYy
— イタツ (@gerra_tsk) June 16, 2019
このマヨール広場での様子。よく見るとスパーズのフラッグを肩にかけた男性がリバプールファンの男性と肩を組んで話しています。
前述したように心配していた衝突は全くなく、このような仲の良いシーンをよく見かけました。
幸せなシーンです(直接的な因縁がない両チームだからかもしれませんが…)
2日目は、サンチャゴベルナベウのスタジアムツアーに参加したり(ここもリバプールファンが多くいて、面白かったです笑)、
カフェで優勝パレードの中継を見るなどして過ごしました。
少々のスペインらしい食事も堪能し、あっという間に帰国の途に就きました。
さいごに
というわけで弾丸旅行は無事に楽しみ切ることができました!
チケットを持たずとも、現地の熱気、人々との交流、盛り上がるサポーターの様子で十分楽しむことができました。
これがフットボール1試合のためだけにあるということ、は驚きと感動でありましたし、しかもそこに自分の好きなチームが立っていること、は大きな喜びでした。
なんだか自分はただサッカーを見ることからサポーター文化を味わうことに楽しみ方がシフトしてきているのかなあとさえ感じております(笑)
外に出て現地にいってみると見えないことがたくさんあって、その面白さがサッカーの楽しさを膨らませると私は思っています。
「チケットなしで飛行機に乗れ!」とは言いませんが、まだ現地行ったことのない方々、特に若い人たちにそういった部分がより伝わるといいなと思いプレミアパブさんにも書かせていただきました。
ありがとうございました!