プレミアパブ編集部
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プレミアリーグ第25節、レスターシティ対マンチェスター・ユナイテッドの一戦は
0-1でアウェイチームが勝利。
ユナイテッドはBIG6を脅かすタレント集団からなんとか勝ち点3を奪った。
書き手
「プレミアパブ」代表
12年にイングランドでコーチングライセンスを取得し、プレミアに強いライターとしての活動も開始
現在はプレミアパブのサイト運営、イベント企画・司会、コラム執筆などをしつつ複数のサッカーメディアに寄稿もしている
19年1月に初となる著書を上梓
https://t.co/UyVRdgQ4u9— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) January 31, 2019
試合雑感
一番の収穫はなんといってもクリーンシートで試合を終えたこと。
なにより、バイリーを起用してクリーンシートを達成した意義は大きい。
今季のコートジボワール代表DFは、起用すると必ず失点直結級のミスをして、うなだれていた。ただポテンシャルの高さは多くのファンが知る通りで「バイリーは能力が低い!」と批判されるよりも「一体何があったんだ?」と心配する声のほうが大きかったように思う。
原因は未だにさだかではないが、ひとまずそんなバイリーを起用してのクリーンシートだから価値は大きい。彼はユナイテッドのCB陣唯一のスピードタイプであり、対人戦に強い。計算の目途が立てば、采配の幅も広がるのだ。
復調のきっかけになれば、それは冬の移籍マーケットで新戦力を獲得するレベルでの収穫になるとも言える
試合詳細
バイリー起用の意図は二つかな。
①ヴァーディ対策。ジョーンズをぶつけたらどうなるかは自明。
②相手のハイプレス対策。これもまたジョーンズを起用したらバーンリー戦の1失点目みたいな結果になるのも自明。
レスターはジョーンズととにかく相性が悪かったのが使いにくかったのだろう。
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
レスターとは相性が悪いんです。彼のファイティングスピリッツや球際の強さが生きる試合もあります!(笑) https://t.co/c60RfBIDmg
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
ユナイテッド先制(9分)
ラッシュフォードのトラップが美しすぎた。ユナイテッド先制。
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
お互いハイプレスではめようとして、網から抜けられて、危機意識高い選手が、強引に止めてイエローをもらうという展開に。審判としては非常に難しい試合だな。
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
サンチェス起用は単純にマルシャルのコンディションが完璧ではないのと、(集中していれば)前プレをきちんとやれるからかな。相手の(主にGKの)ビルドアップ能力は完璧ではないからこそ、狙おうという意図があったのかも。実際狙いハマって、組み立てのミスからショートカウンターをラッシュが決めた
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
(とか理由を探したけど、単純に、チャンスを与えただけかも)
レスターもビルドアップをある程度パターン化している(ちょっとスパーズと似ている)ので、型にはまった時はプレスを突破できている。代償としてユナイテッドは、リンガードとマティッチがイエローをもらった。
あとシュマイケルは上手いとまでは言わないが、以前よりは組み立てが上達したのも大きい
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
あとデヘアのロングレンジのスローイングは珍しい。これもレスター対策と思われる。
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
前半終了
バイリーはミス続きなので、この試合でクリーンシートにして、監督に、観客に、そして、「自分自身に」上手く出来ることを証明して欲しい。
僕は未だにバイリーの不調はメンタル的なものだと思っていて、調子さえ取り戻せば素晴らしい活躍をしてくれると思っている、
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
後半開始
バーンズはあれか、強いキックとボックス付近でタイミングをズラすのがうまいな。マディソンよりかは明確にアタッカー寄りか。
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
エレーラがボールを失った後のマティッチのネガトラのスピードが早すぎて驚愕。
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
・ゲザルマジでいいキック持ってるな。上手くパスワークにも絡める。裏を突くアイデアもある。マフレズより周りと絡みながら自身のキックを生かすという感じか。
・この守備固めの5バック。ファーガソン時代にもよくあったなあ。80分くらいから飛び出すことも時にはあったよなあ(笑)
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
試合終了
ユナイテッドは最初の1枚剥がすところをポグバに依存しているわけだけど、レスターはイエローをもらいながらではあるけど、よく止めていると思う。数少ない決定的なミスがポグバの前に転がったのはアンラッキーだったとも言える。
なんにせよ、レスター0-1ユナイテッド。
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) February 3, 2019
後半はモウリーニョ監督の遺産?を生かして、ボックス内で粘り強く守る展開になり、DFがファイトしつつも、相変わらずデヘアに助けられる展開に(本日はセーブ6)。
それでも前節引き分けた後の試合で勝ち切ったところが収穫。過密日程なので内容まで求めるのは酷か。
なにより先にも述べた通り、バイリーをフル起用してクリーンシートは彼の自信になったはず。
今週水曜日(日本時間早朝5時)に行われるPSG戦にむけて、はずみとなる一戦になった。