美学を追い求めた青、強靭さを追い求めた赤。初めての互角対決。16-17マンチェスター・ダービー開演。

       
The following two tabs change content below.
プレミアパブ編集部

プレミアパブ編集部

プレミアパブ編集部です。有志のサポーターの皆さんに支えられて活動しています。プレミアサポ向けに共感できる記事の配信や、トークイベント、フットサル大会など楽しめるイベントを企画しています。記事執筆や編集部加入を希望される方はTwitterのDMか、お問い合わせページからどうぞ。Youtubeではラジオも配信中!

3年前まで青は成長途上だった。
直近3年間は、赤が過渡期だった。
16-17シーズン、初めて、青と赤は互角の戦力でダービーマッチを迎える。
…真逆の指揮官に率いられ。




真逆のスタイルで3連勝

第3節終了時点、
マンチェスターの両軍は3連勝。勝ち点9。完璧の出だしとなった。
しかし、両チームが披露するサッカーは真逆だ。
9得点3失点。時には傷を負おうとも、綺麗に一刀両断することを良しとするマンチェスター・シティ。
6得点1失点。相手に隙を見せず、機を伺い、急所を一突き。確実に殺すことを良しとするマンチェスター・ユナイテッド。
チームの核となるボランチに、
ブルーズは、170cmのダヴィド・シルバ、176cmのフェルナンジーニョを置き、
レッズは、191cmのポール・ポグバ、194cmのマルアン・フェライニを置く。
合計39cmもの身長差が、両指揮官の指向性の違いを顕著に表している。

それは舞い散る桜のように

そんな両指揮官にも、共通点がある。
劇薬。故に、タイムリミットがある点だ。
グアルディオラは、4年、3年。
モウリーニョは、2年、3年、2年、3年、2年。
過去のチームでも3年前後での辞任が基本。
このチームでも、グアルディオラとモウリーニョの基本の契約期間は3年だ。
つまり、このダービーは多くとも10回前後、少ないと6回、あるいはそれ以下で終える可能性ももちろんある。
この戦いには終わりがある。しかも、そう遠くない未来に。
その輝きは、一瞬の美しさを誇示する桜のように思えてならない。

必死だ。守るべきものがあるから。

マンチェスター・シティは必死だ。ただの成り上がり集団と言われないために。これからも歴史を作っていくために。国際色豊かなミーハーなファンを黙らせる必要がある。
マンチェスター・ユナイテッドも必死だ。歴史を守るために。成金の、五月蝿い隣人を黙らせる必要がある。
グアルディオラも必死だ。自身の美しいサッカーを破壊する口達者なポルトガル人を抑え込むために。
モウリーニョも必死だ。プロとしての経験がない自身にとって、結果が全て。そのアイデンティティを天才肌のスペイン人から守るために。

このマンチェスター・ダービーは特別だ。

この戦いは、長くは続かない、一瞬咲き誇る桜のような美しさがある戦いだ。
この戦いは、マンチェスターの今後の覇権を争う戦いだ。
この戦いは、指揮官の、リーダーとしてのアイデンティティを賭けた戦いだ。
知的に美しいサッカーを創造し、勝利を目指す青。
情熱の限りをつくし、相手を破壊して勝利を切望する赤。
16-17シーズン。特別で、互角な、マンチェスター・ダービーの第一章が、開演する。
グアルディオラの自伝はこちら

モウリーニョの自伝はこちら

関連記事

やはりペップはペップだった件…ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティのプレミア開幕戦で思ったこと
ペップのシティ就任が英国の指導者における世代間格差を加速させそう
モウリーニョのことを冷徹な人って誤解してない?誰よりも人間臭い人って自伝を読めばわかる



【了】

お勧めのサッカーショップをご紹介!