プレミアパブ編集部
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クロップ監督について「熱血」と評する人はいても
「傲慢」と評するひとはそういません。
では、レナート・ヴァルディは何故、そんな評価をくだしたのでしょうか。
レナート・バルディ/Renato Baldi
1978年生まれ、イタリア・カンパーニア州カーバ・デ・ティレーニ出身。
地元のアマチュアクラブで育成コーチとしてキャリアをスタートし、セリエBのランチャーノ、バレーゼでカルミネ・ガウティエーリ監督のスタッフとして戦術分析を担当。
ミハイロビッチがサンプドリア監督に就任した際にスタッフに加わり、ミラン、そしてトリノにも帯同。チームのパフォーマンスと対戦相手の分析を担った。
クロップを何故「傲慢」と評したのか
クロップという監督はいい意味で傲慢なところがあります。
自らの戦術的な優位を疑うことなく、自らの設定したゲームモデルを貫いて時には強引に相手を押し切ろうとする。そのメンタリストを彼のチームも体現しています。
この傲慢さ、強引さが一度ならずグアルディオラを困難に陥れてきた
(モダンサッカーの教科書 イタリア新世代コーチが教える未来のサッカーより)
確かに多くのプレミアの監督は、どちらかというと受け身になって、相手の良さを潰す形でシティから勝ち点をもぎとろうとしてきました。
それは往々にして、引いてスペースを消すという形でピッチに表れていました。
一方で、クロップ率いるリバプールは、前に打って出た。
質的優位性の高い快速3トップが、抜群のポジショニング、タイミングで詰め寄ってショートカウンターを仕掛けるという形でシティを撃破。
17-18シーズンの両チームの対戦は3勝1敗で、リバプールが勝ち越しました。
このリバプールの強さは確かにクロップの傲慢さ、自身の信念や、選手たちの能力を信じて疑わない強さが現れた結果なのでしょう。
2018年のプレミアリーグでは、クロップ以外にも「いい意味での傲慢さ」を披露してくれる監督が出てくると、より面白くなるかもしれませんね。