プレミアパブ編集部
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ワールドカップ、グループC、フランス対オーストラリアの一戦は2-1でフランスが勝利をおさめた。
白熱の一戦に関して、戦術に強いライターの結城康平氏が解説。
試合中のツイートについて、以下にまとめた。
経緯
偶然、プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) の内藤君と打ち合わせ中なので、実況・解説Tweetを同アカウントにて配信させて頂きます。
個人的にはリアルタイムで観戦出来ていなかったので、W杯がついに開幕します。
— 結城 康平 (@yuukikouhei) June 16, 2018
前半について
オーストラリアはCFとOFの2枚で受け渡しながらカンテのところからビルドアップを阻害しようとしておりますが、流石のフランス。そこが止められても、ウミティティからの楔とトリッソのサポートで序盤の主導権を握りそうです。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
ムバッペが裏に引っ張りながら、そのスペースをグリーズマンやポグバが使おうという動き。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
浅めにセットするフランスの中盤にとって、ロギッチが左右に流れながらギャップを狙う今の形は泣き所。オーストラリアは深いところで広さを保って繋ぎ、そこからカンテを外す形で勝負 [結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
浅めにセットするフランスの中盤にとって、ロギッチが左右に流れながらギャップを狙う今の形は泣き所。オーストラリアは深いところで広さを保って繋ぎ、そこからカンテを外す形で勝負 [結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
フランスの両サイドバック、ボールの扱いと逃がすタイミングが絶妙。オーストラリアが背走する状況を作り出し、守備を崩しています。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
7番のレッキーがセントラルハーフに近い位置に戻って、中央での主導権を取り返そうというトライを見せるも、結果的にイエローカード。とはいえ、純粋な2センターでは耐えきれる雰囲気もないので、判断は悪くないのでは。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
今の流れで、ムーイ→ロギッチでカンテを引きずり出して、内側に入り込んだレッキーがセントラルハーフの背後を使う形を使いたい。このレベルでも慌てることのないムーイの存在感。[結城]
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ロリスの細かなステップでの対応力、最高ですね。至近距離ではあの位置調整が最大の鍵。存在感を放つムーイ、プレミアでも見せた高精度のキック。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
ジェディナック&ムーイが予想以上にプレッシャーに屈せず、左右にボールを繋ぐ展開なので、フランスの奪いどころが不明瞭になっている。ライアンも落ち着いて最後尾からポゼッションに絡んでおり、膠着状態に陥るか。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
今の局面で蹴らずにスローイングを選択するライアン、現代フットボールを感じさせる。オーストラリアも、そこへの適応をスタートしている[結城]
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レッキーの絞りも効いている。フランス相手に、ファン・マルバイクらしい圧縮した守備。どのようにフランスが適応するか。[結城]
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攻守両面で、渋い働きを続けるレッキー。[結城]
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理想の流れだったが、残念ながらそこはカンテ。不条理な守備の暴力[結城]
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ポグバが一瞬ムーイへのマークが遅れる場面が散見されており、少しずつ守備がズレ始めた。[結城]
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エルナンデス、結局ボールが出るまでに時間がかかってしまったが、完全にマークを外していた。ポグバのところにレッキーを寄せ、大外。この形を狙って作り出せば、試合は終わる。
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再現性を感じさせる右への寄せ→大外のエルナンデス。フランスが1つの形を見せる。奮闘するムーイだが、組織で崩す形は厄介。[結城]
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プレッシャーの方向がキッチリと把握出来ているので、今の外しが出来るムーイ。フランスを相手でも、全く怯まない。[結城]
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ロギッチ VS カンテ。オーストラリアが、最も使いたいスペースの奪い合い。[結城]
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フランスの鍵は、やはり両SB。アタッカー3枚がどれだけ「囮」の役割を徹底出来るのか。[結城]
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試合に出ていると不満が噴出するけど、試合に出ていないとみんなが熱望する男、ジルーの出場が待たれる展開。[結城]
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ジリジリと主導権を奪い合い、お互いにチャンスを待つようなゲーム。これはこれで、派手さはなくとも魅力的な試合ですね。[結城]
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後半開始
トリッソのムーイへの距離を近付けたかな、フランス。あそこで奪ってショートカウンターが可能なら、確かに理想だ[結城]
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フランスの面子、ウイングに偏り過ぎなのでは問題の顕在化、思ったよりも時間がかからなかった。[結城]
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ウミティティのキックフェイント&跨ぎからの落ち着き。ビルドアップするCBには必須のフェイク[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
ムーイへの圧力を強めるフランスだが、それはある意味ではセントラルハーフの裏が広がるということ。局所の奪い合いがスタートする。[結城]
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個人技で無理やりにプレスを剥がして、ショートカウンター。あの手の形をもう少し再現性を保ちながら増やすのが、フランスの狙い。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
VAR判定による、初のPK !!! [結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
カンテが厄介すぎて前は向けないけれど、後ろを向いて粘るだけのパワーはあるロギッチ。前には収められないので、まずはそこに当てていくしか。[結城]
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ハンドでのPKをジェディナックが沈め、オーストラリアが虎の子の同点弾。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
こういうプレーを見ると、コシエルニー不在のダメージを感じてしまう[結城]
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ムーイのプレッシャーを外すダブルタッチ。オーストラリアは相手との近い位置でのボール扱いが、予想以上に巧み。[結城]
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再現性のある攻撃が出来ていないフランス。[結城]
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デンベレが流れを止める場面が多かったのもあり、交代はグリーズマンとデンベレ。ついにジルーの出番がやってくる。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
オーストラリアは献身的な守備的MFアーヴァインを投入。みんなの堅実ファン・マル・ヴァイクらしい、落ち着かせるカード。同点は御の字との判断[結城]
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唯一、トランジション時に持ち上がりながらボールを出すところは課題が残るムーイ。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
アーヴァインは身体能力も強く、上下動出来るのでロギッチの位置からショートカウンターを狙うのであれば良い判断かもしれない。[結城]
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トリッソ、一番抜いちゃいけないところで判断を遅らせ、サボってしまった。最終的には倒したが、ここも変え時か。[結城]
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傷が広がらないうちの交代。マテュイディであれば、ムーイ番を十分にこなすことが出来る[結城]
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みんな大好き、ジルーの大仕事[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
やはり、飛び込んでくる味方の位置を把握する能力と柔らかなポストプレーにおいて、ジルーほどの能力を保有するCFは希少。本当に撃ちやすいところにボールを置いておくような。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
結果的に、ムーイのところへのプレッシャーを強めることでDFラインの出し場を失わせたことでフランスは徐々にショートカウンターを増やしながら攻勢に移行していった。それでトリッソはバテてしまったが、重要な決断だった[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
ムーイ番をしているポジションから、切り替えてサイドまでカバーするマテュイディの二度追い。この時間帯にこういうことをされると、オーストラリアは苦しい。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
突然ドリブルで独走まで始めるカンテに、出来ないことなどあるのだろうか。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
必ずしもムーイのところにプレッシャーがかかっている訳ではないのだけど、後半は完全に意識の中に刷り込まれてしまったので、意識として彼にボールを出すことが出来なくなっている。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
試合総括
カンテは、どの試合でも常に好パフォーマンスを披露する安定感も魅力。ロギッチを封殺し、アーヴァインが出てきても問題なし。中盤の底は彼が封じているので、フランスはやれることの幅がどんどん広くなっていく[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
フランスはデンベレをスタートさせ、3トップで勝負する判断が良くなかった。オーストラリアが予想に反してボールをキッチリと繋げたので、浅めの守備ライン背後にあっさりと入り込まれ、そこを狙われてしまう展開。守備もプレスラインが曖昧なまま、試合を続けなければならかった。
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
一方、後半はトリッソとムーイを近付けておいて相手のポゼッションを妨害。格下相手でも先にカードを切って戦術を変更する積極性でジルーとフェキルを投入し、危なげなくトリッソも疲れたら下げてしまうベンチワークは光った。課題は沢山あるが、ユーロもそんな感じで勝ち抜いていったような。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
オーストラリアは4-4-2ブロックを内側に圧縮し、間のレーンをレッキーとクルーズが封殺する好パフォーマンス。ただ、そこからのカウンターで外に走る選手がいないところをどうするの?とか、色々とまだまだ課題は山積み。後は日本戦でもそうだったが、攻撃がロギッチ依存になると狙われる[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018
ロギッチが前を向けないと、攻めの形は作りづらい。ただ、彼に前を向かせる為のチーム戦術が足りない。結局、彼が後ろを向いて持つだけでは苦しく、彼自身にスピードもないので裏にも抜けられない。本田の使い方が難しいことに少し似ているかもしれない。[結城]
— プレミアリーグパブ (@PL_Pub_jp) June 16, 2018