プレミアパブ編集部
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FCポルトの試合をみたのは2週間前。少し、遅くなりましたが、まとめておこうと思います。
FCポルトの本拠地エスタディオ・ド・ドラゴンでは2試合を観戦しました。
2/21:リーグ戦:ポルト3-2モレイレンセ
2/25:ヨーロッパリーグ2leg:ポルト0-1ドルトムント(1 leg:ドルトムント2-0ポルト)
正直、今シーズンのポルトを定点観測しているわけではありません。ただ、国内リーグで、現在3位である理由はわかった気がします。個の能力で点をとってはいますが、チームとして機能しているとは言い難い。悪い意味でマドリーダービーでのレアルとそっくりでした。
何はともあれ、不甲斐ないプレーをピッチで披露していた時の観客の反応が面白かったです。まず
1、負けていると、異常に厳しい
正直、悪くないプレーだったとしても、点が決まらなかったらなんでもかんでも指笛。
我慢強さなんてものは無縁なのかなという印象です。
この点はリスボンとは全くもって違いました。
リスボンでのスタジアムの雰囲気に関してはこちら…、ドリブルミス。でも拍手。スポルティングサポの拍手のタイミングに思うこと。
これはすごく同感です。クリスティアーノやナニ、クアレスマを育て上げたスポルティングだからこその文化かも。ポルトだとあまり許されない印象です。 https://t.co/8BYvhX6nCs
— Yuta Saito (@yutasaito_pt) 2016, 2月 19
2、中盤でもたつくのが嫌い
他の試合での僕の印象では、ポルトガルの人はサイドで勝負できる状況を作ると拍手して、全体として中盤でもたつくとブーイングする傾向にあるな…と感じていたんですが、ポルトもそうですね。あとは他のクラブより縦へのせっつくのもあるかもしれません。
「早く縦に」という意識はすごく英国っぽかった。
3、GKがプレスを回避しても煽らない
カシージャスが相手FWのプレスをキックフェイントでかわしたのに、観客が無反応だったんですよね。これ、イングランドだったら絶対
「Yeaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaah」
みたいな感じで相手を煽るようなヤジみたいな歓声が上がるので、違和感として残りました。
ちなみに写真のチョイスに他意はありません。
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4、イライラし始める。それが露骨。
モレイレンセを相手に0-2の状況だった時間帯は何をしても指笛。
「あー、イライラしてるんだろうなー」
っていうのが丸わかり。
ドルトムント戦でも負けていてイライラしているので、ポルトの選手が痛むと通常の1.5倍くらう反応していた印象です。
5、逆転した途端にノリノリ
そのくせ、逆転したらどのプレーにも拍手。感情の変移がわかりやすすぎて
「子供かよ!」
と、心の中で突っ込んでました(笑)
まぁ、そりゃ逆転勝利すれば、すりゃ嬉しいでしょうが、数分前の態度との落差が大きすぎて…。まぁ、日本やドイツみたいな
「俺たちの声でチームを勝たせる!」
みたいな感じや、イングランドみたいに、評論家気取りで拍手とブーイングをする雰囲気ともまた違ったので、それはそれで面白かったです。
ただ、この子供っぽさでは若手は育ちにくいだろうなぁというのは正直なところです。
(※この発煙筒は、ドルトムントサポーターによるものです…)
6、でもゴール裏の応援はJリーグっぽい
これを感じたのは0-1で負けたドルトムント戦。実はこの対戦、1legは2-0でドルトムントが勝っているのもあり、前半23分に先制点をとられた時点で、逆転には最低4点が必要という状況だったんですよね。
なので、後半途中から勝ち抜けはほぼ無理という絶望的な状況で、大半のポルトファンはだんまりか、イライラしながら指笛吹いたりしながらピッチを見つめ続けていたんですが、ゴール裏のサポーターは健気にも声を出し続けていました。
確か思い返せば、スポルティング・リスボン対レヴァークーゼンの一戦でも、リスボンは負けましたけど、ゴール裏は歌い続けてました。このあたりはJリーグっぽい。
「負けている時にもあんな風に応援しているから日本はダメなんだ」
みたいな雑な批判をする人もいますが、まぁポルトでの体験を踏まえて考えると、まぁ少なくとも日本とポルトガルの現状の差は、少なくともゴール裏の応援ではないことが確かになりましたね。このあたりに関しては、僕の中で思うところがあるんですが、長くなるので、それはまた次の機会で。
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