ダービーに臨むエバートンの状態に関する4つの現地見解

       
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プレミアパブ編集部

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マージーサイドダービーに関する

現地記事の見解を翻訳した。

内容は以下の通りだ。

見解1

「ルーニーは中盤のお荷物になりうる」

一週間でチームは大きく変わった。サウサンプトンでの悪夢の後、

チームが立ち直り連勝していることで、グディソンのサポーターもいくぶん溜飲が下がったようだ。

土曜日のパフォーマンスは良くはなかったが、いまの順位を考えれば、3ポイントを獲得することが何より重要だった。

さて、日曜日のマージ―サイドダービーに目を向けてみよう。

キプロス遠征のメンバーの選択に眉をひそめた方も多いだろう。

しかし、個人的には、ビッグサムの下した選択に満足している。

木曜日の試合は消化試合であって、日曜日に試合に出る可能性のある選手を出す意味はない。

それに、この後に控える殺人的スケジュールを考えたら、

一日たりともトレーニングを欠くべきではない。この選択は後々に違いをもたらすだろう。

ビッグサムは週末のダービーのメンバー選考に頭を悩ませているだろう。

多くの人は、

メンバーを変えたくらいでは何も変えることはできないと考えているが、

あながち間違いではないだろう。

ウェイン・ルーニーは新しいポジションで上々の出来で、

ウェストハム戦とハダーズフィールド戦ではゲームをうまくコントロールしていた。

しかしながら、今週末の中盤は激しい動きが求められるものになりそうで、

今のルーニーにはできない役回りだ。

ここ最近はボールをキープし違いを作り出していたが、

今週末のダービーではそんな甘くはないだろう。

日曜日の試合、いまのエバートンにはルーニーを中盤で出す余裕はない

見解2

「アラダイスはバカではない」

一週間で随分と変わるものだ。

本格的な崩壊はない、といえるところまでチームは持ち直した。

二つの勝利のおかげで、ボトムスリー(降格圏)よりスパーズが近くなりうるところまで持ち直し、最悪の時は脱したように思える。

ただ、アラダイスは本命のビッグネームを招聘し損ねた、

短期間のつなぎであることは間違いない。

彼は全力を尽くし、この才能あふれるチームにアイデンティティを与えなければ、

株主たちに首にされてしまうだろう。

アラダイスはバカではない。

残りの六か月が自分の進退をかけた時間であることは知っているだろう。

ビッグクラブを率いるのは初めてであるし、絶望的なチームではなく上位の競争に関わるチームを率いるのも初めてである。

アラダイスにとって今回の登用は、残留競争の専門家という不名誉な評判を拭い去る最後のチャンスである。

長いキャリアを通じて待ち望んでいた。

自らを先進的で科学的な監督であると証明し、

一部の記者たちによるアンチフットボールの野蛮人ではないと示す機会である。

エバートンのサポーターたちはいつも熱心だが、

アンフィールドでの勝利はもう少し先になりそうである。

見解3

もし、八月の移籍市場の喧騒の真っただ中で、

クリスマスまでにサムアラダイスがエバートンの新監督として

グディソンのサイドラインに立っていると言ったら、

だれも信じなかっただろう。

しかし、こうして十二月の今、我々はどうしようもなくなり、

あまり人気のないビッグサムと契約し、彼にすべてを託さざるを得ない状況になっている。
先週の二つの試合は僥倖といえる。

ウェストハムもハダーズフィールドも非常に状態が悪く、

苦しんでいたチームには理想的な相手であった。

ハダーズフィールド戦は、

スコアこそ違うが試合内容はウェストハム戦と似ていた、

圧倒的ではないが、勝ち点がどうしても必要であった。

大きな声では言えないが、

シグルズソンは弱々しいながらも優れた技術を垣間見せ、

可能性を感じさせた。

また、ジョンジョ=ケニーも注目の選手だ。

毎試合改善しており、生活態度も模範的である。

日曜の試合では観客に戦いの姿勢を見せ、

相手に呑まれないようにしなければならない。

相手も攻撃はよいが守備は悪い。

早めのクリスマスプレゼントを犠牲にする以上の価値あるものを期待しよう。

見解4

「エバートンはリバプールに対して団結しなければならない」

ハダーズフィールドも完封したが、見るに値しないゲームだった。

戦術はキャルバートル―ウィンにロングボールを放り込み、あとは彼任せのものだった。

シグルズソンの一点目はよく機能した動きとよいフィニッシュがみられた、

弱い相手に対してはある程度団結していたように見えた。
十位になって、降格圏から離れた一息つける立ち位置まできてようやくすこしチーム状態が上向いてきたようだ。

 

書き手

エバートンジャパン

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【了】

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