プレミアパブ編集部
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昨シーズン復活を遂げたチェルシーのエース、エデン・ザール。
クリスティアーノ・ロナウド、メッシに次ぐ次世代のスーパースターとして期待されている。
そんな彼が欲しがる能力とその能力を持った現役選手についてフランスのサッカー専門誌フランス・フットボールでアザールが語っている。(翻訳元はこちら)
ゲームビジョン
世界のトップ選手たちとプレーしてきたアザールだが、
チームメイトのセスク・ファブレガスのゲームビジョンは別格のようだ。
「彼は足が速いわけでもないし、技術的に魅せるタイプの選手でもない。
だけど、生まれながらにして優れたゲームビジョンを持っている」と語るアザールはセスクのスペシャルな資質をとてもうらやましがっている。
彼の言うゲームビジョンとは、
”ディフェンダーが届かない場所を(瞬時に、感覚的に)見つけて、そこに正確に運んでいくことで最終的にゴールする”
という能力のようだ。たしかにセスクはあまりフェイントをかけたり、小技を駆使したりせず、シンプルにボールを運んでゴールを生み出す。
このようなプレースタイルはシャビやイニエスタにも見られる。バルサのカンテラ時代に培われた能力かもしれない。
ヘディング
身長は決して大きくないアザールだが、彼自身ヘディングに苦手意識はない。
しかしヘディングであまり競り合ったりしない。
その理由は頭と頭がぶつかる”ヘッドバット”を恐れているためらしい。
小柄な彼はタイミングよく高く飛んでも大柄なディフェンダーだと相手の頭とぶつかる可能性がある。
そのためもっと高く、滞空時間のあるヘディングが出来る選手に憧れている。
例えばクリスティアーノ・ロナウド、フェライニ、ベンテケたちだ。
フリーキック
アザールがセットプレーでプレースキッカーを務めることはあまりない。
本人曰く練習ではうまく蹴れるのだが、試合になると集中するのが難しいらしい。
そんな彼が理想とする現代のフリーキッカーはエリクセンとトニ・クロースのようだ。
彼らの集中力とキック精度はジュニーニョ・ベルナップカーノにも匹敵すると絶賛している。
アザールが彼らくらいフリーキックを得意にしていたら恐ろしい選手になるだろう。ちなみにそんなエリクセンはピルロのキックを参考にしている。
リーダーシップ
ベルギー代表では最近キャプテンも務めるアザールだがチームを鼓舞したり、
味方に積極的に話しかけたりするタイプではない。
キャプテンならそういうことをすべきだと理解はしているものの、
状況に応じた適切な言葉がうまく見つけられないとのこと。
味方が失敗したときでも適切な言葉で励ますことができる選手こそ最高のキャプテンにふさわしい。
そんな能力を備えているのがジョン・テリーだと彼は言う。テリーの人柄、キャプテンシーに惹かれているのである。
その他
他にもアザールはスアレスのような決定力、ベンゼマのようなオフザボールの動き、クリスティアーノ・ロナウドのようなフィジカルなど自身にはない能力について語っている。
ただ、インタビューの最後には自分のスピードを自画自賛しつつ、
授けてくれた両親に感謝している。
両親はどちらも体育教師であり運動能力が高かった。アザールのスピードは先天的なものなのだろう。
プレミアリーグの中で最高のフットボーラーの一人である彼でもまだこれだけ足りないと感じているのだ。
彼が理想とする選手にどこまで近づけるかこれからも追っていきたい。