チェルシーがプレミアリーグのライバルたちから強奪した選手10選

       
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プレミアパブ編集部

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移籍期間のチェルシーはライバルチーム(特に国内チーム)の移籍交渉によく干渉する癖がある。
近年、チェルシーはタイトル獲得だけでなく、
ライバルチームへ移籍しようとしそうな選手の獲得争い(横取りともいう)をする能力にも長けている。
【参照:Ten major transfers Chelsea hijacked from Premier League rivals | Squawka Football 
 

今シーズンこそ裏目に出た感もあるが、本来、ライバルチームから選手をかっさらうのは得意なチームなのだ。
昨シーズンの夏、チェルシーはトッテナムから、
マルセイユに所属していたベルギー人フォワードのミヒー・バチュアイを3300万ポンドで強奪した。
トッテナムはバチュアイの獲得レースのトップを走っていることを確信していた。
しかし、チェルシーがバチュアイの獲得に乗りだしたため、北ロンドンのトッテナムは獲得に失敗した。
西ロンドンに位置するチェルシーがライバルチームに対し、このような冷酷な仕打ちをするのはこれが初めてではなかった。むしろ定期的に起きていると言っても過言ではない。
チェルシーがライバルチームから横取りした選手は他にもたくさんある。これらはその一部だ。

ペトル・チェフ

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2004年
ライバルチーム:アーセナル
移籍金 700万ポンド
アーセナルはチェフがレンヌに所属していた時期から約2年間、2004年の2月にチェルシーに移籍するまでスカウティングを続けていた。
また、アーセナルはチェフがスパルタ・プラハに所属していた2002年に契約するチャンスがあったが、労働許可がおりず、リーグ1へ移籍することになった。
そのあとにも、アーセナルは再度チェフを獲得するチャンスがあったのだが、チェルシーはアーセナルと契約させぬように動いていた。
結局、チェルシーは守護神となったチェフが、最終的にアーセナルに移籍した2015年まで保有していた。

アリエン・ロッベン

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2004年
ライバルチーム:マンチェスター・ユナイテッド
移籍金 1200万ポンド
オランダ人ウィンガーのロッベンは2003年の夏に、ファーガソンとロンドンのホテルで面会し、ユナイテッドとの個人合意にまで達していた。しかしロッベンの所属していたPSVアイントホーフェンは500万ポンドでのオファーをあっさりと拒否した。
対するチェルシーのアブラモヴィッチは金額に一切妥協せず、2004年1月には、ユナイテッドの2倍の額のオファーを出し、ロッベンを獲得。ロッベンはチェルシーのリーグ連覇に貢献した。現在33歳になった彼は、バイエルン・ミュンヘンとオランダ代表の両チームで、未だに高いレベルを維持しながら戦っている。

マイケル・エッシェン

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2005年
ライバルチーム:マンチェスター・ユナイテッド
移籍金 2400万ポンド
エッシェンはチェルシーに移籍する5ヶ月前に
「僕はマンチェスターが好きだ。ほとんどの選手を知っているし、彼らが好きだ。プレミアリーグでプレーできる日がくることを願っているよ。
オールド・トラッフォードもいいね、ヨーロッパでも有数のスタジアムだ。ただ一番大事なのはコーチがファーガソンってことさ。
ユナイテッドでプレーできれば嬉しいけど、今はリヨンのことに集中したい」
と語っていた。
エッシェンはチェルシーで一気にヨーロッパでも指折りの中盤の選手になったが、
それと同じように一気に衰えていった。彼はまだ34歳で、現在はインドネシアのペルシブ・バンドンで奮闘している。

ジョン・オビ・ミケル

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2006年
ライバルチーム:マンチェスター・ユナイテッド
移籍金 1600万ポンド
ナイジェリア出身のMFミケルはユナイテッドとサインし、ユニフォーム姿でスタジアムに姿を現した。
さらにはウェブサイトでの公式な獲得発表も行った。
弱冠18歳で欧州に名を馳せていたミケルは、数日後に契約書を見直し、保有権を持っていたチェルシーとのサインを新たに交わした。
チェルシーはユナイテッドに補償金として、ー 最終的にはミケルの価値より若干上回るであろう、1200万ポンドを支払った。
ミケルはチェルシーで約10年プレーし、347試合に出場した。

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フロラン・マルダ

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2007年
ライバルチーム:リバプール
移籍金 1300万ポンド
当時リヨンに所属していたマルダに対してのプレミアリーグ移籍の噂はよく聞かれていた。その中でも有力だったのがリバプールだった。
しかしマルダのリバプール移籍は叶わぬものとなった。
「ベニテスは僕を何度か練習に呼んだ。彼は人間としても指導者としても優れている。けれど僕がリバプールに加入することは叶わなかったんだ。」
とはいえ彼はチェルシーでリーグ、カップ優勝、さらにはチャンピオンリーグ優勝も経験することができた。
彼は現在37歳で自由に契約できる。最後にプレーしたのはエジプトのワディ・デグラSCからレンタルに出されていたインドのデリー・ダイナモスだった。

ファン・マタ

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2011年
ライバルチーム:アーセナル
移籍金 2300万ポンド
ファン・マタはアーセン・ベンゲルが好みにする10番のテクニカルなタイプだった。
アーセナルは当時のクラブレコードの額である1800万ポンドのオファーを提示したが、バレンシアは難色を示した。
アーセナルがマタの移籍金交渉に対し躊躇したのに対し、チェルシーは2300万ポンドを難なく提示し、マタをかっさらった。
現在マタは、またモウリーニョの元で、オールド・トラッフォードで素晴らしいプレーを続けている。

ウィリアン

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2013年
ライバルチーム:トッテナム
移籍金 3000万ポンド
ウィリアンの移籍は他のものに比べ、卑怯ですらあった。
当時、ウィリアンはスパーズのメディカルを通過し、契約の発表をする直前だった。
しかし、チェルシーのオーナーであるアブラモビッチが友人で、アンジ・マハチ力ラ(ウィリアンの所属先)のオーナーでもあったケリモフに直接電話をかけ、トッテナムとの交渉を強引に決裂させ、チェルシーはウィリアンを獲得した。

モハメド・サラー

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2014年
ライバルチーム:リバプール
移籍金 1100万ポンド
エジプト代表のサラーはプレミアリーグのいくつかのチームに興味を持たれていたが、特に熱視線だったのがリバプールだった。
しかし、
「リバプールとは多くの時間をかけて公正な交渉をしてきた、だけど2ヶ月半というのは長すぎだったんだ。」
「リバプールとバーゼルの両チームが折れなかったんだ。だが、チェルシーのオファーは彼を喜ばせたし、彼はそのチャンスを掴んだ。金額の問題もなかったしね。」
とサラーの代理人は語る。
そしてサラーはチェルシーを選び、不遇な期間を過ごすこととなったが、
結局、今夏にリバプールは彼を獲得することになり、シーズン序盤から能力を存分に発揮している。

ペドロ

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2015年
ライバルチーム:マンチェスター・ユナイテッド
移籍金 2100万ポンド
ネイマール、メッシ、スアレスのコンビによりスタメンから遠ざかっていたペドロは、バルセロナからの退団を希望していた。
ユナイテッドが移籍金について交渉している間にチェルシーは直接ペドロとの交渉を始めていた。
ペドロは当時監督をしていたモウリーニョとバルセロナ時代の戦友であるセスク・ファブレガスからの電話を受けていた
。さらにセスクの妻はペドロの妻へロンドンでの生活のことを話したと言う。ユナイテッドの取締役のウッドワードが移籍金に合意したときにはペドロはメディカルチェックのためロンドンへ向かっていた。

ミヒー・バチュアイ

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2016年
ライバルチーム:トッテナム
移籍金 3300万ポンド
そしてこの記事のトリを飾るのがバチュアイだ。チェルシーは2016年5月まで、このベルギーのFWに関心さえ示していなかったし、彼はトッテナムへの移籍が噂されていた。
クリスタル・パレスはスパーズから3300万ポンドのオファーを提示されたが、ほとんど動きはなかった。
トッテナムは移籍金の交渉で値切ろうとしていた。その後、チェルシーが獲得レースに全く同じ額である3300万ポンドで参戦し、2016年のユーロの後、バチュアイはスタンフォード・ブリッジにいた。
ディエゴ・コスタの代わりにバチュアイをストライカーの位置に置くのは、昨年の彼の働きを見てもうまくいっているとは思えない。
しかし優勝を決めたウエストブロム戦のゴールを決めヒーローにもなった。彼は出場時間こそ十分ではないものの、出場すれば申し分のないプレーを披露し、得点の匂いさえ感じられる選手だ。

書き手

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あきひとってぃ Aki

一言

語学系の専門学校で英語を勉強しています。翻訳記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いします。

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