プレミアパブ編集部
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アーセナルのOBパトリック・ヴィエラが、
デイリーメイルのインタビューに応じた。
インタビュー内では、現状のアーセナル、リーダー論、監督論、について語った
アーセナルの現状について
「アーセナルの試合はいつも楽しく見てるよ。いいサッカーをしている。けど、確かに試合の結果が満足できるものでないのも確かだね。我々の時代は勝てるチームで強かった。内容がよくなくても、1-0で勝ちきるよう戦っていた」
「ただ『俺たちの時代はよかった』なんて言うつもりはない。二つの世代を比べるなんて意味のないことだ。時代が違うのだから」
「我々の時代はフィジカルが強い選手が多く、今の選手達はうまい選手が多い。間違いなくね。ただ、アーセナルはフィジカル的な部分とテクニカルな部分のバランスを見つける必要がある。私たちは様々な
状況に対応できる身体能力を持つ選手が多かった」
(もし自分がアーセナルにいれば、自身をピッチに送り込みたいですか?)
「今はコーチだからね。さすがにもし自分のようなベテランがベンチにいたとしても、ピッチに送り込むことはないよ(笑)。」
リーダー論
(今はアーセナルにリーダーが足りないのではという指摘が)
「エジルやサンチェス、チェフにリーダーシップがないわけではないんだ。ピッチ内には様々なタイプのリーダーがいる。テクニックで引っ張るタイプ、大声を張り上げるタイプ、声は出さないが勝利への渇
望やどのように闘うのかを背中で語るタイプ」
「例えば、私だってトニー・アダムス※ほど怒鳴り散らすリーダーではないし、他にも95分に勢いあまってペナルティを献上してしまうタイプだっている。今紹介したのは様々なリーダーの中でもほんの一部だよ」
※1983年~2002年の期間アーセナルに所属していたCB。黄金期を支えた闘将として有名。
監督論
(現在のプレミアいで言うと、ベンゲルとモウリーニョの元でプレーしたことがありますが)
「自分が監督ならどちらのようなチームにしたいって?二つのいいとこ取りをしたチームにしたいね。ジョゼのようにチームに規律はあるべきだと思うけど、その上でアーセンのように選手にはピッチ内で自分を表現して欲しいとも思っている。アーセンは常に選手たちに自由を与えた。戦術的な部分をある程度受け入れた上で、選手たちが自由にプレーできればより強いチームになる」
「モウリーニョに関していうと、インテル時代に彼の元でプレーしたが、非常にディテールにこだわる監督だった。選手に策を与えて、戦術的に勝つことを目指していた」
「一方、アーセンは常に選手達にポジティブな言葉を伝えて、自信を与えるのがうまい監督だった」
「カペッロは選手に毅然とした態度で臨み、マンチーニは1時間半も戦術練習する監督だった。彼にとっては必要なことだったのだろう。僕はそんな彼らのいいとこ取りをしてチームに反映させていきたいね」