ドキュメンタリーの「キーンとヴィエラ」を横浜に見に行って来た

       
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プレミアパブ編集部

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タイトルの通りです、
ヨコハマ・フットボール映画祭2017が上映している
ドキュメンタリーの「キーンとヴィエラ」見に行ってきました。

はじめに

いやー!面白かったですよ!
2/15[水] 19:40-(アーセナルサポーター限定上映!)
2/16[木] 20:25-(マンチェスターUサポーター限定上映!)
上記2日程が残っているので、
ネタバレを避けながら感想を書いていきますね。

そもそも、どういう映画なのか

マンチェスター・ユナイテッドとアーセナル。片やトレブル(三冠)を達成し、もう一方は無敗のままリーグを制する。プレミアリーグきっての名門でキャプテンとしてピッチの中はもちろん外でも激しく戦ってきた二人が、今、テーブルを挟んで再びマッチアップ。ライバルとは何なのか?プレミアリーグの熱さの核に迫ります。映画祭では、初の各クラブファン限定上映を開催。お楽しみに!2013年 イギリス/ドキュメンタリー/62分/監督:ティム・マッケンジー・スミス  国内上映 企画・監修:田邊雅之“Keane & Vieira: Best of Enemies”

情報源: キーンとヴィエラ:最高のライバル  <日本初公開> | ヨコハマ・フットボール映画祭2017
公式HPの情報は上記の通りです。
まぁ、要は、キーンとヴィエラのライバル関係を振り返りながら、
彼らの人柄や、フットボールの奥深さを再確認させてもらえる
ショートムービーでした。
当時のプレミアを知る人は言うまでもなく面白いし、
逆に、当時のことを知らないなら知らないで
アーセナルやユナイテッド、またはイングランドフットボールを深く知る上で、
非常に勉強になります。

何が面白かったのか

ネタバレになるので、ふわっと書いときますね!

ヴィエラとキーンの掛け合いにそれぞれの人柄を感じられる点

二人の当時を振り返っての口論が非常に面白い。
彼らの人間性を知るきっかけになります。
 

ピッチ上では見えないキャプテンの重要性を肌で感じられる点

なんというか、頭ではわかっていることではあるんですが、
ビッグクラブにいる選手たちというのは、才能溢れた選手たちです。個性派です。
我も強い。
そんな11人がまとまるには、強烈なリーダーシップが必要であることを、実感できます。
これは見た方が早そうです。

アーセナルとユナイテッドのリアルな関係性、選手たちの思いを感じられる点

いやー、日本人のサッカー選手からはでてこないような
激しいワードもたくさんでてくるので、
非常に刺激的です。

本編とは、本質的には関係ない気づき

闘将が最近いない

改めて気づいたんですけど、昨今のプレミアからは、
闘将
減りましたよね。
個人的には、ジェラード以来、ぱっと思いつく選手がでてこないです。
様々なルールの変更や、ビジネスとして大きくなったことで、
キーンやヴィエラ…特に、キーンのような荒くれ者タイプは本当に減りました。
よくも悪くもスマート。
それも一つの時代の変化なので、楽しんでいきたいですね。

ドキュメンタリーの翻訳って難しい

これは、批判でもなんでもなく、僕個人の主観なんですが、
とある一場面で、
タイトルを獲得して興奮するヴィエラが
「Fantastic! Fantastic!!」
吠えるシーンがあったんですが、ここを
「やったぞ!最高だ!」(うろ覚えなので…語尾とか若干違うかも…)
と字幕では訳していました。
これは、全く間違いではないし、テキストでの翻訳ならむしろしっくりする意訳なんですが、
個人的に、映像とセットで見ると、ほんと若干の違和感がありまして
かといって
「ファンタスティック!ファンタスティック!」
とカタカナで字幕を入れるのも妙にかっこ悪い。
個人的な素人意見ですが、あのシーンでは、
「字幕を入れない」
が一番しっくりくるんじゃないかなぁと思いました。
「Fantastic」ワードに意味はなく、その表情や声質でヴィエラの興奮は十分に伝わってきますしね。
北島康介の
「気持ちいい…超気持ちいい!!」
みたいなもんですよね。
正しいのかはわかりませんが、字幕を入れるという作業には、
「字幕をあえていれない」
という表現技法もありなのかなぁと気づき、
こういう仕事って、難しいし、うまく言葉を当てはめられると面白いんだろうなぁと思いました。

最後に

なんにせよ、非常に面白かった作品でした。
では、最後に、ヴィエラがユナイテッドを表現したセリフで、
まさにその通りだなぁと笑ってしまったものがあったので、
それで締めくくりたいと思います。
その一言とは
「雑だけど、勝つチーム」
あぁ、ファーガソン時代のサッカーってまさにそうだったよな。ウイニングメンタリティで勝ち切る。
最近のモウリーニョ・ユナイテッドもいい意味でそれに近づいてきたなぁ…。
以上です。
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【了】

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