2016年末時点で、ユナイテッドが好調だと感じる4つの理由

       
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プレミアパブ編集部

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2016年も残すこと2節…プレミアリーグ第18節マンチェスター・ユナイテッド対サンダーランドの一戦は、
3-1でホームチームが勝利をおさめた。
赤い悪魔が怖さを取り戻しつつある。それは何か。

イブラ主軸のサッカーがかたまりつつある

エースストライカーを主軸においた、4-2-3-1や、
クリスマスツリーっぽい4-3-2-1のシステムが機能しつつある。
個人的には、後者がベストシステムに見える。
ウイングの選手がしぼって、イブラヒモビッチと近い距離感を保ちつつ、
様々なエリアに顔を出すことを好む、ポグバやエレーラが中央からサイドまで様々なエリアに飛び出して相手をかく乱。
なにより、中盤の底にはベテランMFマイケル・キャリックが抜群の配給がよいアクセントになっている。

勝癖を取り戻しつつある

なんだかんだ12月は無敗。プレミアも4連勝。
11月は、チャンスを決めきれず終盤に失点を喫するなど、勝ちきれない試合が続いていただけ。
個の力に依存するサッカーに対する懐疑的な見方もある。
1-0のギリギリの試合も多い。
ただ、過去強かった時期も、ユナイテッドというチームは比較的そういう勝ち方をするチームだった。
それを思うと、これがデフォルトであり、
あれよあれよと一昔前の強さを取り戻していてもなんら不思議ではない。

一時期は戦力外のはずだった選手たちが次々と調子を取り戻す

フィル・ジョーンズ

今シーズン一番の嬉しい誤算。
球際の強さなど、ポテンシャルは誰もが認めるところだが、怪我がちで戦力として計算しにくい部分もあったのだが、
今季に限っては、11月から出番を得はじめて好調を維持している。
厳しい寄せで、相手に自由を与えず、苦しめ続けている。

マルコス・ロホ

一時期は目もあてられぬパフォーマンスだったレフティーだが、
試合で使われていくうちに、アルゼンチン人らしい球際の激しさや、
CBとしては十分すぎるほどの足元のうまさをいかして
攻守ともに存在感を発揮することに。
上記の2人が調子を取り戻したことで
一気に、CB及びはレギュラー争いが熾烈なポジションになった。

デイリー・ブリント

サンダーランド戦で決めたゴールを見てもわかるが、
この試合では、それ以外でも抜群のクロスを送るなど年末になってようやくトップコンディションになってきたようだ。
キック精度は、選手の調子を計るわかりやすい指標のうちの一つなので見逃せない。

アントニオ・バレンシア

正確に言えば、このエクアドル代表”MF”は、昨シーズンからSBとして
自身の居場所を見つけつつあったが、
今シーズンはそれがさらに際立っている。
水を得た魚のように右サイドを何度も何度も往復し、
ユナイテッドにとって欠かせない
絶対的なSBになった。

マイケル・キャリック

そして忘れてはならないのが、キャリックの好調。


昨シーズンは契約延長するかどうかも定かではなかった元イングランド代表MFだが
想像以上の存在感を中盤の底で発揮。
抜群の試合のヨミで、攻守ともに手綱を握っている。
 

一時期調子を落としていた新戦力も上向き

ズラタン・イブラヒモビッチ

一時期は6試合もゴールに見放されたストライカーだが、11月末から調子を取り戻した。
運動量の少なさなど、老いを感じるシーンもなくはないが、
直近の10試合で10ゴール決めているスウェーデン人の存在感は圧倒的だ。

ヘンリク・ムヒタリアン

負傷前は好調を維持していた新加入選手の早期かつ好調を維持しての復帰。
ファーストプレーで惜しいミドルを放ち、数分後にはイブラヒモビッチに抜群のスルーパスを通すなど、
試合勘は負傷を挟んでも落ちていない。
彼の感覚が抜群に研ぎ澄まされていることは、
おそらくチームの伝説になるであろう。
スコーピオンキックでのゴールが証明している。


現地解説が「genius」と繰り返していたが
天才がマンチェスターの地でまた一つ上の階段へと登ろうとしている。

ポール・ポグバ

移籍金に見合った結果を残しているかと言われると、
確かに物足りない。
とはいえ、2,5列目の位置で自由を与えられ、
ワールドクラスのフィジカル、テクニックを見せて
攻撃のアクセントとして、欠かせない存在になっているのも確か。
イブラヒモビッチとのホットラインが出来上がっている点も見逃せない。
何より、出戻りとはいえ、事実上、プレミア1年目であることも考慮にいれると
徐々に、チームにフィットしていっている傾向についてはポジティブだと言えるだろう。

まとめ

もちろん、ここ数年の不安定なユナイテッドを見ていると
「まだ安心できぬ」
と疑心暗鬼になるサポーターの気持ちもわからないではないが
少なくとも、
「過渡期を抜け出しつつあることは確かではないか」
そう思わずにはいられないほどに、
赤い悪魔の調子は上向きだ。

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