プレミアパブ編集部
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「あえて」
本田圭佑のインタビューを聞いていると、
よく聞く言葉です。
Numberの公開している本田のインタビュー音源が興味深い
本田圭佑は、日本サッカー界にとって良くも悪くも、話題の選手である。そんな立場にいる人物が、ときに賞賛され、ときに標的となるのは世の常。
情報源: 本田圭佑の音声データ初公開!今、明かされる直撃取材の舞台裏。 – サッカー日本代表 – Number Web – ナンバー
Numberが「直撃 本田圭佑 」という新著を記念して公開している本田圭佑のインタビュー音声を公開しています。
その3分に満たないインタビュー時間に、3度も
「あえて」
という言葉を挟んでいました。
他にも、「逆に」や「でも」など逆説を多く挟みます。
これは彼が、常人でははかりしれない、美学や目標を持っているからなんでしょう。
誰よりも強い「世界一」に対する欲求
私を含め、一般的なひとは、ゴールから逆算して動くべきということをわかっていても、
どうしても「できるか否か」かで、自分のキャリアを選んだり、仕事の施策を選んだり判断しがちです。
ただ、私が想像するに、本田は違います。
まず、自分の美学へのこだわり、インタビュー中にもありますが
「こうすれば面白い」
という面白い、かっこいい自分像に対する執着心が常人離れしている。
俯瞰力の高さが…
一方で、あえて乱暴な言葉を使いますが、
本田選手は、できることとできないことの区別がつかない「馬鹿」ではありません。
むしろ、彼は、俯瞰力が優れています。
それは、選手としても一人の人間としても、プレーやキャリア観から
その俯瞰力がうかがえます。
だからこそ、彼はわかってしまうんでしょうね。
メッシやクリスティアーノにゴール数で勝てない
(音源より)
わかってるんですよ。彼は。
でも、やる。
向いていない(と本人が語る)ゴール前の動き出しや、足をはやくする作業もやるんですよ。
あえて。
何故なのか。
シンプルなんでしょう。
メッシやクリスティアーノに選手として勝つには、世界一の選手になるには、その能力が必要だからです。
その能力が身につくかどうかなんて関係ない。それを手にいれるのが必要条件だからやるんです。
世間が無理だとか、なんだ言われようとやるんです。
あえて。
何故、そんなに彼はある意味では無駄になる可能性が高い作業をやれるのか。
心折れそうな途方もない目標に努力し続けたいのか。
美学へのこだわりが誰よりも強く、誰よりも世界一になりたいからなんでしょう。
彼が突き抜けているのは、その貪欲さと。
その貪欲さからくる、あくなき努力なんでしょう。
僕も一人の男として、そのスタンスの部分は尊敬しますし。
ぜひ、見習いたいと思います。
彼の信念の強さは本当に見習って、カッコよく生きたいですね。
あえてね(違)