プレミアパブ編集部
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コラムではなく、日々の取材や読んだ記事で面白かったメモを公開しつつ、所感をまとめた企画だ。
ヴェルナーのチェルシー移籍にまつわる舞台裏と考察。
特に興味深かった箇所を紹介していきながら解説もしていく。(文・内藤秀明)
書き手
【皆さんの意見もリプライ欄へ】
ヴェルナーの存在はエイブラハムにとって救いになるかも?
相手DFがヴェルナーの動きに釣られた結果、フリーになることも増えるだろうし、ヴェルナーが打ちまくるタイプなのでこぼれ球も増える。エイブラハムは、身体能力が高いのでリアクションは早い。
— 内藤秀明│プレミアリーグ専門ライター (@nikutohide) June 9, 2020
1990年生まれ。大阪府箕面市出身。大学時代に1年間イギリスに留学し、FAコーチングライセンスを取得。現在はプレミアリーグを語るコミュニティ「プレミアパブ」代表としてイベントの企画運営や司会をしつつ、プレミアリーグ専門のサッカーライターとしても活動。2019年1月に初の著書『ようこそ!プレミアパブ』上梓。
本記事について
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読んだ記事
The inside story of how Chelsea landed Werner – The Athletic
https://theathletic.com/1856250/2020/06/05/chelsea-timo-werner-rb-leipzig-transfer/
ネタ帳
リバプールとヴェルナーの蜜月と終わり
●リバプールとヴェルナーの関係性
3週間足らず前、ティモ・ヴェルナーの心はリバプールに向いていた。ユルゲン・クロップは彼の心を掴んでおり、2回のミーティングや何度かのWhatsAppのチャットで、このストライカーにはアンフィールドが最適であることを明確にし、彼を説得していた。移籍はほぼ確定に思えた。
そこまで話が進んでいたのは意外だ。
さすがに、リバプールも、前線3枚のテコ入れに動いていたということか。
目の前誰かを放出させるということではなく、ひとまず脅かす存在を加入させるという方向性で。
ただ急いでいた理由は、現在全盛期にいる彼らが年齢的な衰退期に突入する恐れではなく、全然、別の理由だった模様だ。
(リバプールの考察の残りは会員限定)
ユナイテッドとヴェルナー
●ユナイテッドのヴェルナーの関心
リバプールの撤退は、他の求婚者への扉を開いた。ヴェルナーの代理人は、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーとの交渉を再開した。両クラブはシーズンの初めに関心を示しており、スールシャールは、クロップとの面談の直前の2月にベルリンでこのストライカーに会っていた。しかし、ユナイテッドは、ポール・ポグバの買い手が見つかった場合にのみ、放出条項を満たすことを明確にした。
この報道も示唆に富んでいる。
まず、ポグバの存在は補強面に関して大きな足かせになっている事実。
二つ目はスールシャールがヴェルナーに高い関心を寄せていたという事実。
確かに爆発的なスピードがあり、成長に貪欲なキャラクターはスールシャールが好みそうな選手である。
三つ目は、スールシャールがストライカー獲得に関して優先度が高く設定している可能性が出てきたことだろうか。
(ユナイテッド考察の残りは会員限定)
チェルシーとヴェルナー
●アブラモヴィッチの存在
ヨーロッパで最も多くのゴールを記録している選手の一人に西ロンドンを選ばせたチェルシーの成功は、チャンスが巡ってきた時の動きの速さと、他のクラブが移籍金を出し渋る中、オーナーのロマン・アブラモビッチがその面を意欲的に支援した面が大きい。
さすがアブラモヴィッチですね。
最近は、良い意味で、お金だけを出すオーナーになってきている。
なにより、オーナーが補強に関して積極的だと、調整業務がスムーズになり、スピード感もでる。
意思のあるオーナーの良い面が光りましたね。
(チェルシーの考察の残りは会員限定)
アーセナルとヴェルナー
●チェルシーのオーバメヤンに対する関心
ランパードはアーセナルのキャプテンであるピエール=エメリク・オーバメヤンにも興味を持っていたが、その理由は主にプレミアリーグで多額のゴールを記録した実績があるからだ。チェルシーのテクニカル・パフォーマンスアドバイザーであるペトロ・チェフは、エミレーツ・スタジアムでチームメイトとして過ごした18ヶ月間で、ガボン代表選手の性格とプロ意識に非常に好印象を持っていたことから、獲得に賛成していた。アーセナルへの問い合わせは1月に行われたが、タイミングが遅く、バルセロナも獲得競争に参入しており、アーセナルは売却に消極的だった。
アーセナルファンからすれば「チェフ勘弁してくれ…」という側面もあるだろうが、
いずれにしても、ヴェルナーのチェルシー移籍により、オーバメヤン強奪に関しては防がれた。
また、冬とは状況が変わっているとはいえ、少なくともクラブとしてオーバメヤンを放出する意思がないことは、アーセナルファンにとっても嬉しいはず。
未掲載の話題
・ライプツィヒ目線のヴェルナー
・リバプールの世代交代における重要な観点
・リバプール断念の理由
・ヴェルナーへの関心から見えるユナイテッドの補強戦略
・チェルシーの交渉内容
・バラック獲得の遺産
・意外なスカウティング内容
・ヴェルナーの起用法
(残り約3800文字)
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