シティでも3バックを採用することから感じるペップの思想

       
The following two tabs change content below.
プレミアパブ編集部

プレミアパブ編集部

解説者やYouTuberをお招きしたトークイベント、フットサル大会など、プレミアファンが楽しめるイベントを企画しています。YoutubeやTwitterでも情報発信中!

サウサンプトン戦でシティは3バックを採用しました。
この試合を見て感じたことを早速まとめたいと思います。

16/17プレミアリーグ第9節マンチェスター・シティ対サウサンプトン

ペップは3バックを採用しましたね。
この意図はなんなのかでいうと。
「突破力のある選手に仕掛けさせたい」
という思想の強さの表れなんじゃないでしょうか。
具体的に言うと下図のエリア
(スピード重視でノートに書きなぐった絵ですけど、許してね!)
%e6%96%b0%e8%a6%8f%e3%83%88%e3%82%99%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%88-17_2
赤エリアでどんどん仕掛けて、マークをずらして、守備のほころびを作りたいんじゃないでしょうか。
実際、ペップは4−2−3−1を採用している時も、サイドバック(SB)を中に入らせることで、
スターリングやサネのようなアタッカーをワイドの高い位置を保たせて、
今回の3−4−3でも、SH(サイドハーフ)や、ウイングバック(WB)には彼らを起用しています。
下図参考で
%e6%96%b0%e8%a6%8f%e3%83%88%e3%82%99%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%88-17_5
 
とはいえ、このスタイルは攻守ともにポジショニングやルールが変わる部分も多いので、選手は適応するのにやや時間がかかりそうですね。

3バック変更でビルドアップでも変化が

なお、1失点目のストーンズのパスミスは、明らかに、4バックから3バックに変わったが故に起きたパスミスに見えました。
(下写真の直後、パスミスをサウサンプトンにかっさわれます)
%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-23-22-27-03
 
%e6%96%b0%e8%a6%8f%e3%83%88%e3%82%99%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%88-17_1
 

ペップの試みは吉と出るか凶と出るか

プレミアの選手は3バックに慣れておらず、多くの監督は3バック導入を断念してきました。
幸い、今のシティの最終ラインの主力で英国人はストーンズくらいで、彼はまだ若いので適応できる可能性は全然あります。
いずれにしても、ある程度時間はかかりそうですね。



【了】

寄付が「全額」制作費に

プレミアパブは視聴者の寄付で成立しているメディアであり、ファンコミュニティです。

皆さんからの寄付は「全額」制作費に使用します。

詳細は【こちら】